シーサイトを立ち上げるまでのキャリアは?
大学で土木工学を学び、ゼネコンに就職。6年間で造成や河川、橋梁、道路等、様々な経験をしました。その後、縁あって測量機のメーカーに転職し、12年間開発に携わりました。仕様を考え、プロジェクトの進行管理をして、完成品のクオリティーチェックならびに納品、アフターサポートを担当していました。 測量機メーカーでは、現在の仕事に繋がる、安全監視のための自動計測システムの開発も手掛けました。そのシステムは結構ヒットしたのですが、会社の景気が芳しくなく、自動計測システムの事業はストップすることに。そこで測量機メーカーを辞めて、IPOを目指すシステム開発会社を経て、自動計測システムを開発する会社に転職しました。前職の自動計測システムの開発会社には、17年間勤めました。私が入社した時は5人しかいなかった小さな会社が、辞める時には100人を超える会社に成長していました。
シーサイトの設立理由は?
建設業向け計測システムのプラットフォームを作りたいと考え、独立して当社を立ち上げました。当社のサービス『DXsite』の構想を既に持っていましたが、最初に着手したのは、建設業向けの打合せ管理システム『DXmeeting』でした。他社にはないサービスで、建設現場の非常にニッチな課題に応えたシステムだと自負しています。簡単操作で建設現場の打合せをスムーズに進められます。全て外部ベンダーに開発を依頼し、現在も細々と販売をしています。『DXsite』や受託開発が忙しく、『DXmeeting』の販売まで手が回らないのが現状です。今後メンバーが増えて余裕ができたら、『DXmeeting』のセールスも本格化したいところです。 『DXsite』の土台となるシステムは、前職時代から携わっています。センサーで取得したデータをクラウドにアップして、遠隔で確認できるサービスです。『DXsite』が異なるのは、全てクラウドシステムのため容易に遠隔操作できる点。センサーにPCを接続しないのも、『DXsite』の強み。手間がかからずコストも抑えられ、建設会社からのニーズがあると考えて開発しました。
仕事をする上で、大切にしていることは?
真剣に取り組もうとする気持ちです。普段からやってできないことはないと思っています。壁にぶち当たったからといって簡単に諦めるのではなく、どうすればできるかを考えれば、突破口はきっと見つかります。「やってやれないことはない」といつも自分に言い聞かせています。 仕事とは「自分の価値を高める」こと。そのためには、常に積極的で前向きでありたいと思っています。新しい物事へのアンテナも張って、これまでにないサービスを世に送り出すことで、会社や自分の価値を高められると考えます。これまで仕事に恵まれていたせいかもしれませんが、昔から「仕事をしたくない」と思ったことがありません。会社が好きで、新しいことを考えるのが好きで、常に前向きなスタンスでいます。 お客様とのコミュニケーションが好きで、できるだけ現場に出ていたいのですが、規模の小さな会社であることから、バックオフィス業務全般も私の仕事です。もう少し会社が大きくなったらバックオフィス業務を任せられる人材を雇用して、私がビジネスにフォーカスできる体制を作りたいと思っています。
シーサイトが求める人材像は?
ITスキルがあって、前向きなマインドを持っている人材を求めています。さらに言えば、人と話すのが好きで、明るい性格の人なら嬉しいです。今のメンバーはみんな大人しいので、少し賑やかな人が入社してくれると、会社の雰囲気も変わるかと思います。事業を拡大するには、会社に活気が必要です。これまで以上に、会社の成長を意識するフェーズに入ろうとしており、活力のあるエンジニアに組織を引っ張ってほしいと願っています。 面接の場では、自社の説明に時間を割いています。こちらも求職者のことをあれこれ知りたいですが、その気持ちは相手も同じ。会社のことを正しく理解してから、当社で働く選択をしてもらいたいと考えています。お互いに自分のことを伝え合い、建設的な話ができるように努めています。
趣味は何ですか?
趣味はゴルフです。キャリアは40年近くもやっていますが、スコアは恥ずかしくて申し上げられません。ゴルフ仲間とラウンドすることもあれば、取引先の人と回ることもあります。取引先の人といっても、前職時代からの付き合いで、20年余りになる方もいます。今も一緒に『DXsite』を拡販しようとスクラムを組んでいる関係です。 あとは食べることも好きです。起業してオフィスを探した時も、美味しい飲食店が周囲にある立地を条件にしました。御徒町、上の周辺には美味しい店が沢山あり、アメ横も近く、食べるのが好きな人には嬉しい町です。取引先の人にも打合せ等がある時は午前中に来社してもらい、一緒に美味しいランチを食べています。