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株式会社ラセングル

  • マスコミ・エンターテイメント・メディア系

「ドキドキを世界へ」大ヒットタイトル『Fate/Grand Order』を手掛けるゲームパブリッシャー

自社サービス製品あり
シェアトップクラス

企業について

株式会社ラセングルは、スマートフォン向けアプリを中心としたゲームの企画・開発・運営会社である。同社が手掛ける『Fate/Grand Order』(以下FGO)は、日本国内はもとより、中国や北米等でも人気を博す。2015年のリリース以来、世界累計ダウンロード数7,200万を超える世界トップクラスのヒットタイトルだ。同社のメンバーは多くのユーザーから寄せられる期待に応えるため、ゲーム創りへ一心に情熱を注ぐ。今後も高いクオリティーを追求し続けるためには、さらなるメンバーの力が必要だ。世界中のファンを喜ばせる世界一のゲームを創りたいと願う同社は、新たな仲間を求める。

同社は2021年12月に設立した若い会社だ。FGOを開発・運営していたディライトワークス株式会社から、開発チームをはじめとしたゲーム事業を継承する形でスタートした。その後、アニメーションを中心に映像作品事業を展開する株式会社アニプレックスの100%子会社となる。アニプレックスは株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの傘下企業であり、同社もソニーグループの一員となった。
代表取締役社長に就任したのは、大手ゲーム会社で大ヒット格闘ゲームを手掛け、要職を歴任した小野義徳氏だ。ゲーム創りのプロフェッショナルの下、大規模タイトルの運営を行う新体制が敷かれた。
「ドキドキを世界へ」をテーマに掲げ、既成概念にとらわれないモノ創りに取り組む同社。引き続き、クリエイティブプロダクションTYPE-MOONによる「Fateシリーズ」の世界観を表現するゲームを追求する。その上で、新規タイトル開発へも挑む。

小野氏は「セクショナリズムがない一枚岩でモノを生み出す会社でありたい」と話す。その言葉からは、クリエイターが組織のしがらみや硬直した企業文化にとらわれることなく、ただひたすらに創りたいゲームを創れる会社にしたいとの思いが伝わる。ゲーム創りに懸ける小野氏の思いは「インタビューページ」にて自身の言葉で語っているので、ぜひとも一読願いたい。
ソニーグループの傘下で安定した経営基盤を持ちつつ、ベンチャーマインドに溢れるカルチャーの中で純粋にゲーム創りに没頭できる。他にない類のゲーム会社だと言える。

ディライトワークスからラセングルとなり、まず行われたのが組織改革だった。それまではプロジェクトごとに部が区切られており、同じプランナー職でもプロジェクトが違うと情報共有や意見交換がしづらい形だった。
そこで開発組織を三つの「スタジオ」で構成し、メンバーはそれぞれのスタジオに所属した上でプロジェクトに参画する方式を採った。
具体的には以下の通りだ。
◎Game Design Studio …… ディレクター、ゲームプランナー、スクリプター、プロジェクトマネージャーらが所属
◎Tech Studio …… エンジニアが所属
◎Design Studio …… デザイナーが所属
スタジオ編成にしたことで、プロジェクトの垣根を越えた横断的な情報交換が行われるようになった。各スタジオで専門スキルを磨き、開発のクオリティー向上を目指す。また各スタジオにマネージャーを立てることで、所属メンバーの相談役を担いメンバーのキャリアを長期的に見ていく。

もう一方に開発スタッフではないメンバーが所属するブロックがある。
◎ゲーム事業部 …… プロデューサーとそのサポート
◎新企画プロデュース局 …… オリジナルのIP創り
◎マーケティングスタジオ …… 宣伝や広報、カスタマーサポート、品質管理等
開発以外の観点で、パブリッシャーとしての営業力強化やグローバル展開を実現するために立ち上げた組織だ。
このような組織編成を行った上で、各プロジェクトが進行する。小野氏が言うところの「セクショナリズムがない一枚岩で、モノを生み出す会社でありたい」との思いを具現化した組織改革だ。

現在プロジェクト化されたタイトルが複数進行しており、その中の一つにFGOがある。FGOには300名ほどのメンバーが関わっており、同社最大規模のプロジェクトだ。
FGOはTYPE-MOONが展開するFateシリーズの中の一作で、TYPE-MOONが制作したシナリオを受け取るところからスタートする。
TYPE-MOONが創り出した世界をいかにゲームに映し出すか。妥協することなく細部と深部に徹底してこだわる。それでいてユーザーの想像の余地を残す絶妙な表現力が同社ならではの強みだ。そのためFGOやTYPE-MOONの作品が好きな人は、感覚的な部分を理解しやすいだろう。
FGO愛に溢れるメンバーがスキルを発揮し、一丸となって「ファンが納得する品質と面白さ」を追求する。

小野氏は「当社はゲームを創るための会社であり、ゲームを創り続ける会社」と明言する。会社の事情に翻弄されることなく、「ただただ純粋に面白いゲームを創りたい」と願うクリエイターにはこの上ない環境だろう。

総力戦でゲーム創りに挑む同社はチームワークを重視する。そのため仲間と協業できる人柄も選考のポイントになっているという。
取材を通して感じた社員の朗らかな様子が印象的だ。小野氏のユニークな人柄と発信力も社内の雰囲気を明るくしているのだろう。

社員が働きやすい環境も穏やかさの要因の一つだ。在宅勤務型の「Home Style」と出社型の「Office Style」の二つの働き方が選択可能で、現在は約85%の社員がHome Styleを選択している。業務都合や自身の希望で両方を組み合わせるハイブリッドも可能である。柔軟で多様な働き方は社員に好評。本社がある東京から遠く離れた地方から勤務する社員も増えてきている。

穏やかで明るいカルチャーではあるが、ゲーム創りに懸ける思いは熱い。Home Styleでも音声チャットやビデオ通話を通じて、前向きなディスカッションが常時交わされる。
ゲームプランナーのリーダーは「テーマを持ち寄って定期で議論する場も設けていますが、熱量が高い時にタイミングを逃さず話したいので突発的なディスカッションも多いです」と話す。
スクリプターのリーダーも「常に品質向上を目指し切磋琢磨する経験はプラスになり、スキルアップに繋がるでしょう」と続ける。
多様なスキルを持った人材が、「ユーザーの期待に応える面白いゲーム」という共通のゴールに向かって進む。そうして創り出すタイトルへの大きな反響が同社開発での醍醐味だ。

ソニーグループという大きな母体もあり、福利厚生は充実している。Home Styleではリモートワーク手当を支給。ベビーシッター利用時の割引や会員制の割引サービスの導入、オフィスから直線距離3km以内の居住者への住宅手当支給等、生活をサポートする制度が手厚い。確定拠出年金制度もあり、安心感が増す。オフィス内のカフェでは、淹れたてのコーヒー等のドリンクや軽食・スイーツが社員割引価格で購入できる。仕事の合間のリフレッシュに最適だ。

過重労働の抑制に積極的で、人事部門が細やかに勤怠チェックを行う。気になる傾向が見られた場合には、すぐに上長へアラートを出して改善を促す。取り組みの成果もあり、1カ月の平均残業時間は23.8時間という水準だ。
年次有給休暇のほかに時期を問わず取得できるリフレッシュ休暇や、自身にとって特別な日に取得できるアニバーサリー休暇も設定。しっかり身体を休めつつ、ゲーム創りの想像力を養うインプットにも充ててもらいたい考えだ。

変遷と改革を経て、第二創業ともいえる活況期にある同社。次なるヒット作への意欲もみなぎり、コアメンバーとなり得る人材との出会いを期待している。

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インタビュー

株式会社ラセングルのインタビュー写真
代表取締役社長 小野 義徳氏 1994年大手ゲーム会社に入社。サウンド担当等を経てプロデューサーとなり、世界的な人気を博した対戦型格闘ゲームをはじめ、多くのヒットタイトルを手掛ける。格闘タイトル全体の統括プロデューサーやeSportsエグゼグティブプロデューサー等の要職を歴任し、退社。 2021年5月、ディライトワークス株式会社代表取締役社長に就任。その後新会社として設立した株式会社ラセングルがディライトワークスのゲーム事業を承継し、引き続き代表取締役社長に就任する。

── ラセングルは2022年2月にアニプレックスの100%子会社となり、ソニーグループの一員になりました。1年以上が経過し、どのような変化がありましたか。

旧ディライトワークスは5~6年で急成長した「ベンチャーの塊」で、日々成長し大きくなるタイトルを抱えて経営層は強硬に組織を引っ張っていくしかなく、社員にとっては比較的ハードな環境でした。そのような中、旧ディライトワークスで社長に就任した際に「今までとこれからをしっかり切り分けて、さらに進化するために皆さんの力を貸してほしい、ついて来てほしい。」と改革を宣言し、変化を促してきました。

その改革の中で、クリエイターがスキルや能力を存分に発揮できない要素は徹底して排除しようと動き出しました。 モノ創りは進歩するし、そもそも私達は世の中から無くなっても死ぬ... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社ラセングル

業界

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > ゲーム・エンタメ

マスコミ・エンターテイメント・メディア系 > ゲーム・エンタメ

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企業の特徴
自社サービス製品あり、シェアトップクラス
資本金

1,000万円

設立年月

2021年12月

代表者氏名

小野 義徳

事業内容

ゲームの企画・開発・運営

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

株主構成:株式会社アニプレックス100%

従業員数

286人

平均年齢

37.7歳

本社住所

東京都目黒区青葉台三丁目6番28号

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