株式会社サンソウシステムズ | インタビュー

システム事業本部本部長水越崇浩氏

株式会社サンソウシステムズに入社するまでのキャリアは？

Windows98が出た頃に他業種からIT業界に入りました。データ入力の会社で、システム開発会社のエンジニアとやり取りするうちにプログラミングに興味を覚え、その会社に転職、エンジニアのキャリアがスタートしました。未経験でしたから、とにかくキャッチアップしなければならない。そのために、自宅にクラサバ環境を構築。土日も趣味半分でプログラミングに精を出しました。そうしてエンジニアになった私は、32歳で独立。フリーランスのエンジニアになり、その後に法人を立ち上げて、IT会社を経営していました。少人数の会社ながら細々とIT業界で生き残っていましたが、取引先であった当社の代表である村上から声を掛けられ、会社を畳んで入社する運びとなりました。当社は、当時創業40周年の老舗ソフトウェア会社でした。独立系のシステム開発会社で会社の規模の割にエンドユーザー、大手SIerとの仕事がある等、安定した経営に魅力を感じました。

サンソウシステムズではどんな仕事をしてきましたか？

入社当初はエンジニアとして当社でキャリアを歩み始め、数年後マーケティングソリューション部の部長に就任。マーケティングソリューション部は、オープン系の案件を手掛ける部署。ソリューションサービス部は、メインフレームの大型案件を担当する部署です。現在は、この二つの部署を包括するシステム事業本部の本部長も兼務しています。システム事業本部は、当社の事業を支えるエンジニアが在籍する部署。20名前後でチームを作って、それぞれをリーダーが管理してくれています。彼らをまとめて会社の売上を追求する部署全体を率いています。売上達成に向けたシステム事業本部全体の舵取りが私の仕事。事業戦略の検討、新規案件の獲得等も担当しています。現場のエンジニアにも新規案件が取れるように、マネジメントクラスのエンジニアには、部会の席で新規案件の獲得を意識するように伝えています。とはいえ、開発の現場が忙しいためエンジニアでは手が回らないようで、私が案件獲得を担当しています。

システム事業本部の今後の展開は？

事業の安定化、売上の追求が私の職務ではあるのですが、そのためには移り変わりが早いIT業界のトレンドを捉えて、社内に持ち込むことが大切です。開発言語も新しいものが次々と生まれており、必要ならばエンジニアにキャッチアップをお願いしたいと考えています。エンジニアに常日頃から伝えているのが「自己投資」。エンジニアは何よりも多くの技術を身に付けることで、それを武器として高度化が進むIT業界で生き残れます。未経験でIT業界に飛び込んで、一所懸命に技術を身に付けたことが今の私のポジションに繋がっていると思っています。当社で技術を磨けば、社内で上のポジションも目指せますし、独立あるいは起業という選択肢も見えてきます。当社は来年で50周年。そろそろ世代交代も視野に入ってくるフェーズです。これから入社するエンジニアには、同世代の人達で一丸となって、新しいサンソウシステムズを作り上げてもらいたいと願っています。

サンソウシステムズはどんな会社ですか？

誰にでも均等にチャンスがある会社です。新卒入社社員の割合が高い会社ですが、中途入社と新卒プロパー社員の間に、分け隔ては一切ありません。私は現在の経営体制において、序列でいえば4番目に位置しています。中途入社の私がエンジニア組織のトップを任せてもらえているのが、何よりの証拠です。取引先のお客様の中には、組織がしっかりと固まっており、管理職のポストが全て埋まっているだけでなく、次に就任する人も暗黙のうちに決まっている会社も少なくありません。その点でいえば、当社は全てのエンジニアにチャンスがあります。管理職はもちろん、経営陣に名を連ねるのも夢ではありません。誰にでも道が開かれている会社で、過去に社員の発案で事業化したプロジェクトが複数あります。社員の声がかき消されることはなく、経営陣まで届くのが当社の最大の長所だと個人的に感じています。

エンジニアへのメッセージをお願いします！

エンジニアの働き方は多様化し、フリーランスになれば稼げる時代です。フリーランスと会社経営を経験した身として言えるのは、安定した生活を築くには、実績のある会社で活躍する道は素晴らしい選択肢だということです。個人のキャリアで「不景気」に随分と苦労させられました。リーマンショックの時は、経営していた会社が大変な目に遭いました。当社も50年にわたる歴史の中で、何度も不景気を乗り越えてきた実績があります。安定した経営を実現するには、先を見通した適切な投資が重要。当社は、適切な投資で荒波を乗り越えてきました。他方で独立系システム開発会社ですから、しがらみを気にせずにやりたいことを推し進められる会社だと思っています。システムインテグレーション事業だけでなく、サービスインテグレーション事業も手掛け、いろんな意味でバランスの良い会社です。諸先輩が築いてくれた地盤の上に私達の生活が成り立っていると、本当に感謝しています。これを次の世代にバトンタッチするのが、私達シニアエンジニアの大切な仕事です。