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燈株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

質実剛健なカルチャー!建設業界DXにチャレンジする、東大発スタートアップ

上場を目指す
平均年齢20代
自社サービス製品あり
シェアトップクラス
カジュアル面談歓迎

企業について

デジタル化が進まず、長年「レガシーな業界」と呼ばれてきた建設業界を本気でDXしようとしている会社、それが2021年2月に創業されたスタートアップベンチャー燈株式会社だ。

同社の事業は二つある。大手建設会社向けの「DXソリューション事業」と、中小の建設会社をターゲットにした「AI SaaS事業」。どちらもアルゴリズム・AIを活用しているのが特徴で、同社のアルゴリズムエンジニアは全員、東大生なのだ。

「当社で働くメンバーは、インターンを含めると全体の8割以上が東大出身者、もしくは東大在籍中です。エンジニアに限っていえば、95%が東大生です。CEOの野呂やCTOの三澤を始め、機械学習やディープラーニングの研究で日本の最前線を走る『東京大学松尾研究室』の関係者も多数在籍しています。」(取締役CFO・郷司真澄氏)。

同社はアルゴリズムを自由に操れる集団。アルゴリズム・AIに関する非常に高い技術力を有している、日本でも数少ない企業である。建設会社の業務効率化あるいは高付加価値化を実現するソリューションを開発・提供している。

スーパーゼネコンの一角を占める大手総合建設会社「大成建設」も同社のクライアント。AI技術を活用したDX推進に向け包括的な取り組みを進めている。

「当社の強みは技術力と、建設業界に特化したドメイン知識です。当社は『現場』を大切にしており、エンジニアがクライアントの建設現場を度々訪問して、現場の課題を肌で感じて開発に生かしています。建設業界出身者はいないのですが、当社の社員はエンジニアも建設業界用語で話し、クライアントとのコミュニケーションもスムーズです」(郷司氏)。

建設DXにおいてアルゴリズムが果たす役割は大きい。建設業界はプレイヤーが多く、業務が属人化しやすい。アルゴリズムは属人化したノウハウをデジタルで再現するのに適している。

「建設業界には“職人芸”が溢れています。技術が人と紐付いており、ソフトウェアでの再現性が低いとされています。従来は人間の作業と機械の作業は分かれており、ソフトウェアは機械の作業を得意としていました。しかし、アルゴリズムやディープラーニングの登場で、人間の作業も機械ができるようになり、アルゴリズムの活用で“職人芸”の再現性を高めることができます」(郷司氏)。

同社のAI SaaS事業は、地方までを含めた全国の中小の建設会社をターゲットにしている。DXソリューション事業で見出した建設会社の業務における課題、その中で共通するものに関しては、SaaSの形に落とし込んで提供する。ローンチ1年で契約100社を達成するなど、爆速で成長している。

「当社は業界全体をアップデートしたいと考えています。そのためには、大手建設会社だけでなく、中小の建設会社でもDX推進が必要です。しかし、大手とは異なり、中小の建設会社にはスクラッチでシステムを開発する予算がありません。そこで、DXソリューション事業で培ったノウハウで、SaaSを開発・提供していきます」(郷司氏)。

同社のAI SaaS事業が最初にリリースしたのは、建設業向け請求書処理業務DXサービス『Digital Billder(デジタル・ビルダー)』。請求書の「受領・承認・保管・入力」をデジタルで完結させるSaaSだ。

「請求書処理SaaSは他社も開発・提供していますが、建設業に特化したものは、ほとんどありません。『工事番号』『工事種別』等、建設業界特有の請求書管理に対応しなければならず、レガシーな業界であるが故にITリテラシーが高くないユーザーでも扱えるインターフェースを備える必要があり、業界のドメイン知識と高い技術力を必要とします。当社の『Digital Billder』は、エンジニアではなくてもお客様の要望に合わせてすぐにカスタマイズもできるように設計される等、ユーザーフレンドリーです」(郷司氏)。

電子帳簿保存法、インボイス制度の適用等、建設業界は大変革期を迎えている。『Digital Billder』と同社に追い風が吹いている。

「建設業界は、業界構造もあって関連するプレイヤーが多いため、請求書の数も多い世界です。しかも、大半が“紙”。請求書に限らず書類が紙であるがための課題は無数にあり、ペーパーレスを推進するに当たって請求書の電子化は突破口となります。建設業の働き方改革は、5年間の猶予期間を終え2024年から始まります。建設会社のDXは待ったなしの状況。当社の事業が建設業界に求められている背景には、そんな時代の流れもあります」(郷司氏)。

建設業界全体をアップデートするために、同社のAI SaaS事業はこれからも新規サービスをどんどん開発・提供していく。

「アルゴリズムエンジニアが開発したAIを実装するのは、ソフトウェアエンジニアの役割。だから、当社ではソフトウェアエンジニアもアルゴリズムエンジニア同様、事業拡大のキーだと考えています。東大出身のメンバーが多いですが、今後は社会で経験を積んだエンジニアを広く募っていく予定です」(郷司氏)。

2023年6月現在、同社はメンバー約85名。そのうち、22名がフルタイムメンバー。まだまだ小さなスタートアップだが、今後の成長を考えて、2023年5月にこれまでの4倍の面積を持つオフィスに移転した。優秀なメンバーを集めて、事業を一気に加速させる。

同社で働く魅力は、優秀な人材と建設業界のDXという大きな事業にチャレンジできる点だろう。CEOを務める野呂侑希氏は『Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022』に選出された人物。さまざまなカテゴリーで活躍する30歳未満の特筆すべき人物を選出する「Forbes誌」の名物企画の日本版で、過去の受賞者には、料理レシピ動画サービスを運営するdely株式会社の堀江裕介氏や、電動キックボードシェアリングサービスを立ち上げた株式会社Luupの岡井大輝氏、メジャーリーガーの大谷翔平選手等がいる。

「野呂は、卓越したビジネスセンスの持ち主です。ビジネス解像度が高く、瞬時に本質を見極め、即座に課題を発見する。しかも、高校1年でハッカソンに出場し審査員特別賞を受賞したエンジニアでもあります。東京大学入学後に即休学しフルタイムインターンとして働き、人材会社の創業も経験。東大松尾研究室の産学連携を実現する組織である松尾研究所にて、上場企業とのAIプロジェクトにエンジニアとして参画した経験もあります」(郷司氏)。

そんなスーパービジネスパーソンである野呂氏と、同じく松尾研究所出身のCTO三澤颯大氏、そして東大法学部在籍中のAI SaaS事業部長である石川斉彬氏の3名で立ち上げたのが同社だ。

「CTOの三澤はスーパーエンジニア。学部から大学院にかけて、学生でありながら松尾研究所でのプロジェクトマネージャーを務めた人物です。Techギークと呼んで差し支えない人で、アルゴリズムに関する世界中の最新論文を常にキャッチアップしています。さらに共同創業者である石川のセールスやマーケティングのノウハウ、突破力があって、当社は創業1年目から黒字経営を実現しています」(郷司氏)。

煌びやかな経歴を持った創業メンバーの3名だが、彼らが作った同社は、非常に“実直”なカルチャーを持ち、キラキラベンチャーとは一線を画した経営スタイルが特色。そんな同社のカルチャーを表しているのが「燈道」だ。

「志がすべて・質実剛健・凡事徹底・爆速・圧倒的当事者意識・一致団結。燈道が示すのは、当社のカルチャーそのものです。燈道を実践することで『日本を照らす燈となる』という当社の使命を果たすことができます。華美なところがなくて、地道に成すべき事を成す。当社は、そんな会社です」(郷司氏)。

平均年齢20代の若い会社。メンバーの大半は、日本経済が世界を席巻した過去を知らない世代。しかし、日本を好きなメンバーが集まり、日本を良くするために事業を始めた。世界をフィールドに活躍する会社となり、日本人の希望となる。日本を照らす燈であると同時に、自分達も燦然と輝く希望の燈になりたいと、彼らは本気で願っている。

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インタビュー

燈株式会社のインタビュー写真
代表取締役CEO 野呂 侑希氏 『Forbes Japan 30 Under 30 2022』に選出された学生起業家。高校1年でハッカソン「Yahoo! Open Hack U」に出場し審査員特別賞を受賞。東京大学入学後、休学しAIスタートアップでエンジニアインターン。子会社の人材会社を創業、代表取締役として事業のグロースを経験。その後、松尾研究所にて上場企業とのAIプロジェクトに参画。2021年燈株式会社を創業。

── 燈株式会社を設立したきっかけは?

燈の創業は私にとって2度目の起業です。1社目は東大に入学してすぐ、19歳の時に「Webマーケティング×人材」の領域で会社を設立しました。オーナーシップを持って事業を進める経験は非常に学ぶことが多く、事業も急速に成長し利益も出ていました。ただ、事業を進める中で次のチャレンジへと心が傾いていくのを感じ、代表を降りました。今もその会社は現代表を中心として伸びています。

個人的に達成したいことは“世代を代表し、時代を代表すること”。次の事業テーマを考えるにあたって必要条件としたのは2つ。人の役に立っている実感が事業を通じて得られること。事業を通じて知的好奇... 続きを読む

求職者の声

企業情報

会社名

燈株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、上場を目指す、平均年齢20代、自社サービス製品あり、シェアトップクラス
設立年月

2021年02月

代表者氏名

野呂 侑希

事業内容

【日本を照らす燈となる】
燈は産業が抱える課題を起点に、AIを中心とする最先端テクノロジーによって未来を実装する東京大学松尾研究室発のスタートアップです。現在創業三期目となりますが、モメンタムとパッションに溢れた組織で前年比400%で成長しており、現在も加速度的に事業規模を拡大しています。

最先端テクノロジーによって業務をリデザインし、人々の日常に感動を与えることに尽力します。

<事業内容>
「AI SaaS事業」「DXソリューション事業」の2つの事業が主軸となっています。

■AI SaaS事業
知能化したソフトウェアによって人の判断や処理業務を効率化し、感動的なまでのワークフローを実現します。現在は主に建設業界における業務効率化を主眼としたAI SaaSを展開しており、特にファーストプロダクトであるデジタルビルダーによって請求書処理業務のDX化を実現・推進しており、大手のゼネコンから地場ゼネコンまで規模や地域を問わず、幅広い会社様の効率化を実現しています。今後も燈のAI技術を使った新規AIプロダクトを続々と開発・提供予定です。

■DXソリューション事業
事業の効率化に加えて、加速度的な成長を主眼におき、パートナーの企業様のDXを課題の抽出から、テクノロジーの現場導入まで二人三脚で達成します。パートナー企業様の持つノウハウやサプライチェーン、豊富なデータアセットに燈の持つテクノロジーを掛け合わせることで激しい環境変化に対応しうるビジネスへの強化・変革をサポートします。
これまで不動産・建設業界における事例を公開しており、大成建設様、東洋建設様などとの協業を発表し、業界に深く入り込んでいるからこそ解ける課題に研究開発能力と事業開発スピードを武器に取り組んでいます。

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

120人

平均年齢

25歳

本社住所

東京都文京区小石川一丁目28番1号 小石川桜ビル4階

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