ご自身が入社した経緯と決め手になったポイントを教えてください。
学生時代からバンド活動に明け暮れ、卒業後も音楽活動を優先して予定の融通が利きやすいアパレル店舗スタッフとして働いていました。WEB制作やデザインソフトの使い方を独学で覚えたのもその頃です。 その後音楽活動に区切りをつけて、アパレル企業の本社で勤務。その中で、会社運営について学ぶことができました。 30歳を超えて今後のキャリアを考えた時に、Webデザインを仕事にしたいと思いました。しかし実務経験ゼロだったので、書類選考で落ちてばかり。 そんな中で目に留まったのが親会社のネクストリンクの求人でした。 実店舗を運営していて大々的に社名を世間に出しているわけですから、怪しい会社ではないだろう。そう判断して応募したのが金曜の夜で、人事から面接打診の電話があったのが月曜の朝。このスピード感がまず良かったです。 そうして会った代表がとにかく明るくて話が弾みました。私の経歴や会話の中で伝わる人間性を踏まえ、「この人は何かで使える」と思ってもらったようです。こうしてWebデザインの実務経験はなかったものの、入社に至りました。
事業部長として注力してきた取り組みはありますか?
2017年にネクストリンクへ入社した頃の事業部メンバーは五人。デザインとコーディングを一人が通してやる状態で、決まったルールがなく、チェック体制もない。数字を追えていないし、売上に対する意識もなかった。個人事業の業務委託メンバーがただ一カ所に集まっているような状態でした。 私は前職で会議体の設定や稟議、決裁等の会社運営のやり方を経験してきたので、「週一で情報共有ぐらいはした方がいいよね」から始めて、「専門性が違うし分業制にした方がいいよね」「チェック体制もちゃんとしないとね」と、組織化をリードしました。チームとして機能していくにつれてアウトプットのクオリティーが上がり、売上にも如実に現れました。 クリエイターや技術職の中にはルール化・組織化に抵抗感を示す人もいるかもしれません。しかし当社はセクションリーダーが前向きに取り組み、私の考えをしっかりと体現してくれているので、すごく助かっています。そんな頑張りに対してしっかりと還元したい想いが強いです。
今後どのような成長を目指しているのでしょうか?またそのための具体的な取り組みがあれば教えてください。
Web業界は量産型とクリエイティブ型の二つに大別できると思っています。前者は品質はさておき価格重視で、後者はデザイン賞を狙うような凝ったもの。最もニーズがあるのはその中間です。当社はその中間領域で、お客様の魅力をしっかりと言語化して、Webで表現する会社としてポジションを確立したいと考えています。 そのためには、お客様と対面するディレクター職のスキルを上げなければなりません。そのスキルとはお客様の魅力を言語化するためのヒアリング力であり、引き出した情報を整理して設計するロジカルシンキングです。魅力を言語化するワーディングやライティングのスキルも必要になってきます。 それらの能力を高めるために、2023年から外部アドバイザーの継続的なレクチャーを受ける取り組みを始めた他、情報整理にマインドマップツールの活用を開始しました。 このようにディレクターのスキルアップに体系的に取り組むことで、セクション全体のレベルの底上げを目指しています。
メンバーのタイプや社内の雰囲気についてお聞かせください。
コミュニケーション能力を重視しているので、今いるメンバーは皆明るくて会話が盛り上がるタイプが多いです。とはいえ、私がM-1や甲子園、ワールドカップみたいな時事ネタを振っても反応がイマイチな時もありますが・・ メンバー同士は仲が良くて、仕事以外にも趣味の話題で盛り上がることもあります。映画部という非公式の部活を立ち上げて、仕事後に観に行ったりもしていますね。 そういえば年に一回の社員旅行にものすごく大きいバッグを持ってきたメンバーがいたので、「何が入っているの?」と聞いたら「皆で夜やろうと思って」とゲーム機を持ってきていました。そんな和気あいあいとした雰囲気があります。 一方で就業時間中はそれぞれの進捗に合わせて休憩を取り、残業も本人達に任せているので、一緒にランチに行ったり飲みに行ったりは多くないです。もし行く場合は事前に予定を合わせています。各自が自分でスケジュールを組んで仕事を進めています。
最後にこちらをご覧になっている方に向けたメッセージをお願いいたします。
ディレクター職の場合はコミュニケーション能力やロジカルシンキング等、マストの要件はありますが、やはり「Webが好き」という部分が大事で、Webが好きな人と働きたいです。ガッツリ稼ごうと思って就く職種ではないですし、職種を問わず好きな思いが溢れる人達が集まって前向きに仕事をしている会社です。「あのツールが面白い」とか「あのサイト見た?」という感じで、Webの話で盛り上がれるメンバーが揃っています。 選考過程では、ぜひその熱量を見せてください。 また、当社の事業は事業部長の私が全般的に見ているのですが、ナンバー2のポジションがいないので、そこを担える人とも出会えたら嬉しいですね。 ご応募を待っています。