ご略歴をお教えください。
大学時代に経営工学科に在籍していまして、ソフトウェアを開発する授業でエンジニアリングに興味を持ったのがエンジニア人生の始まりです。大学卒業後は北海道に本社のあるシステム開発会社に入社します。高校時代にアイスホッケーをやっていて、北海道に行ってみたいとの思いがあったからかもしれません。 その会社では、大手SIerの下請として官公庁のシステムを主に手掛けていましたが、仕事量が多く、かつオフィスが遠くて毎日の出勤にも時間がかかっていました。3年勤めたところで「これ以上は続けられない」と退職し、次の会社が観光業向けのシステム開発を手掛けていた株式会社スペースキーでした。前職の経験を活かせる環境で、かつ観光にも関心があったので選んだという形です。数年後にキャンプ場の検索・予約サイト『なっぷ』事業を始めることになり、私はその立ち上げから開発に携わりました。 2013年にローンチしてからずっと手掛け続けた『なっぷ』は、2021年7月にユーザーだったR.projectに譲渡することになりました。スペースキーが手掛けるよりも、キャンプ場を実際に運営しているR.projectが手掛けたほうが伸ばしやすいのでは、という判断でした。スペースキーは『なっぷ』から全面的に離れるのではなく、R.projectと資本提携しグループ会社に加わることで、間接的に関わり続ける形にしています。私自身も、我が子のように大事に育ててきた『なっぷ』に関わり続けたいと、R.projectの一員になることに決めたという経緯です。
プラットフォーム開発部をどういう組織にしていこうと考えていますか?
WEBプラットフォーム開発部のメンバーは、2023年10月現在で社員5名、アルバイト3名という体制です。運営方針として「仲良く楽しいけれども、品質には妥協しない」といったコンセプトで臨んでいます。 『なっぷ』および新サービスの『なっぷモール』の開発がメインミッションですが、プロダクトづくりには「キャンプ場運営会社とともに成長する」というビジョンがあります。 自分たちがつくったものを、ユーザーに「いいね!」と言ってもらえるよう妥協したくないといったこだわりがあると思っています。実際には、ビジネス側と常に連携し、お互いに納得できるレベルのものづくりを行うことが基準でしょうか。
辻本さんの仕事観をお聞かせください。
生活の手段であり、自分の存在意義を確認する場であり、人の役に立つための手段である、といった感覚です。ただし、人生のうちの大半を占めることとして、楽しく過ごせることであるべきという思いもあります。 私がシステムエンジニアを職業に選んだのは、前述のとおり学生時代にシステム開発に触れ、システムが手作業を自動化するなど業務効率化に不可欠のものであると分かったからです。そんなものづくりを自分の手で手掛けてみたいと、プログラミングを学ぶことにモチベーションを覚えました。管理職となった今でも、少数精鋭のチームということもあって、一部で自らプログラミングもしています。
社員に対して、御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。
エンジニアやデザイナーは、どんなポジションにおいても自分が関わった自社のサービスがエンドユーザーから評価され、感謝されることにモチベーションを持ってほしいと思います。その点、当部のメンバーはユーザーから喜ばれることが何よりのやりがいと感じる人ばかり。そんなやりがいが感じられるからこそ、無理なく長く続けられ、人生も充実するのではないかと思います。 応募者の方に対しては、当社のメンバーは人柄がよく面倒見のいい人ばかりなので安心してジョインしてほしいと思います。そして、自社サービスならではの、自分がつくったものに対するフィードバックがダイレクトに返ってくる手応えが感じられます。アウトドア文化の発展に向けて、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
3歳の一人娘と一緒に公園などで遊ぶことが多いですね。毎週末のように実家のおばあちゃんに娘を会わせに行っています。実際は、おばあちゃんに面倒見てもらって自分たちはゆっくりする、という狙いもあるんですが。 ちなみに、私自身キャンプは誘われれば行く程度の“永遠のビギナー”を自認しています。ほかのメンバーはキャンプマニアが多いのですが、キャンプ場検索・予約サイトでNo.1の『なっぷ』は、ビギナーやライトユーザーも当然のように大切なユーザーです。マニア目線に偏るとバランスを崩してしまうので、自分のような立場の目線も大事だと思っています。