株式会社アルテニア

株式会社アルテニアは、パーパスを「LEAD TO HAPPINESS ～ITの力で関わる全ての人々を幸せへと導く～」と掲げ、システム開発を軸に事業を展開する企業だ。
技術力はもちろんのこと、それ以上にコミュニケーション力をはじめとした「ポータブルスキル」の向上に注力する。顧客と良好な関係性を築き、スムーズにプロジェクトを遂行する同社エンジニアへの評価は高く、引き合いが途切れない状況だ。
2018年の会社設立以来、着実に実績を重ねてきた同社は、社員のさらなる幸せを実現するため、売上と事業の拡大を目指す。組織拡大に舵を切った同社の原動力となり得る仲間を求める。

代表取締役社長の二見恭平氏は大手SIerで、システムエンジニアとプロジェクトマネージャーを務めていた人物だ。管理職に昇進するタイミングで、それまで漠然と持っていた独立への思いを具現化するために退職。そうして設立したのが同社である。
二見氏はSE・PMとしての豊富な経験と知見を生かし、自らもプロジェクトに参画。他にも大規模案件の経験とノウハウを持っている人材が複数人所属しており、大企業となんら変わらない品質を提供することができた。
顧客からの評価を得て受注が増えるに伴い、社員を徐々に増やしていった。

「当初は個人事業の延長という感覚で、会社経営に対して特別なこだわりはなかった」と言う二見氏だが、プロジェクトの業務だけではなく採用面談や新人教育、他案件へのアサイン等、会社の成長のために動く社員達の姿を見て、心境に変化が生じていった。
それは「せっかく社員になってくれたのだから、今までよりも豊かに幸せになってほしい」という気持ちだった。
こうして自身の思いをパーパスとして言語化し、パーパスを実現するために大切にする価値観を社員達から吸い上げてバリューとして表現した。
パーパスとバリュー、そして行動指針であるクレド制定の背景はインタビューページで代表自身の言葉で語っているので、一読を勧めたい。
実績を積み重ねて経営基盤が固まった今、満を持して拡大路線へとシフトする。同社は新たな成長局面を迎えているのだ。

同社の主要な事業領域はインフラ設計構築、ソフトウェア開発、プロジェクトマネジメントである。
インフラ関連は総案件数の約70%を占めており、AWSやAzure等のクラウドサービスを活用した設計・構築も多い。ソフトウェア開発分野では、C#とJavaのプロジェクトが主流だ。
一方で、同社のエンジニアは技術的な要件を満たすだけでない。コミュニケーションスキルやロジカルシンキング等のソフトスキルに長けており、ステークホルダーとの協議や問題解決に貢献している。円滑に進める役割を果たせる点が強みだ。
プロジェクトマネジメント案件では、多くのメンバーが前職でPMとして大規模プロジェクトを成功させた経験を有しており、大手SIerと比較しても遜色のない品質を提供する。目標を達成するためのパートナーとして、高い評価を得ている。
そしてどのプロジェクトもクライアントの分野にかかわらず、中小企業から大企業、医療、金融、自動車等、多くの産業に対応する点も特徴だ。

成功事例の中から、いくつか具体的なプロジェクトを紹介する。
◎Azureクラウドを活用した基幹システム刷新
大手企業の基幹システム刷新プロジェクトではAzureを活用し、プロジェクトの上流から関与した。クライアントの要望をヒアリングし、要件定義からサーバーの設計構築に至る一連の工程を成功裏に遂行した。

◎中小企業の基幹システム構築
非IT企業における基幹システム構築プロジェクトでは、ITリテラシーが高くない社員向けにツールのデモンストレーションやレクチャーを実施し、社内業務のIT化を主導した。

◎医療分野における業務自動化と業務改善
SaaSのデータ連携ツールを活用し、クライアントの業務自動化と業務改善を推進。設計から開発、社内のルールづくり、移行まで一気通貫でプロジェクトを完遂した。
今後はある特定領域でのアウトバウンド営業を強化し、新しい視座からチャンスを見つけ出すためのプロジェクト獲得にも努める。

同社は、メンバーがプロジェクトを選択しやすい環境づくりに尽力する。各人がプロジェクトにおいて問題や課題を抱えた際には、顧客との折衝や調整を迅速に行い、心機一転できる機会を提供する。プロジェクトのアサインでは、社員のキャリア目標や希望する勤務条件を尊重し、双方向での選択を重視する点も特徴である。

組織はインフラ事業部、システム開発部、NW事業部の3事業部から成り立っている。各部門は独自の専門性を持って異なるプロジェクトに従事し、必要に応じて連携して業務を遂行する。
また業務外におけるメンバー間の交流も活発で、キャッチアップした新技術やトレンドの情報共有をチャットツールで頻繁に行う他、月に一回の帰社日には社員全員で食事して交流を深めている。

二見氏は「一人で黙々と技術を追求するというよりは、皆で協力し合いチーム全体でスキルの底上げに取り組む風土です。特に成長フェーズに入った今は、皆で会社を大きくしていこうという気運が高まっています」と話す。

定期的にリーダーと1on1の面談を設けており、個別のキャリアやプロジェクトについて話し合うことで、次プロジェクトのアサイン、研修プラン、資格取得のアドバイス等に生かす。それぞれのキャリアの希望にできる限り応えたいという考えの表れだ。
またエンジニア業務と並行して、会社運営や管理者の役職にも挑戦したい意欲的な社員には、積極的にその機会を提供する。会社の運営や経営に関与することも、同社が注力するポータブルスキルの向上に繋がるとの考えだ。貢献への対価として望む報酬を社員側から提示し、交渉することも可能である。
今回の採用においても、キャリアを積みながら会社の経営や管理に興味を持つ人物を歓迎する。

ワークライフバランスへも配慮し、テレワークが可能なプロジェクトを中心に受注に努めている。そのためテレワークの実施率は全事業部平均で90%に達する。明るく和やかなカルチャーと働きやすさから、社員の離職率は極めて低い。
仲間と共に目標を追求できる環境であり、チームワークの良さが魅力だ。

社員のキャリア発展を支えるために、組織拡大に舵を切った同社。現場でのエンジニアリングばかりでなく、会社全体の発展に貢献する醍醐味がある。
二見氏は「会社の成長への貢献を体感できるフェーズです。パーパス・バリュー・クレドをご確認いただき、どこかに共感があったならば、まずはお話ししましょう。カジュアル面談も歓迎なので、お気軽にご連絡ください」と呼び掛ける。
ポータブルスキルの向上を後押しする同社は、エンジニアとしてだけでなく、ビジネスパーソンとしてもスキルアップできる環境だ。