代表取締役　竹内 渓太氏

起業のいきさつについてお聞きします。自らビジネスを立ち上げようと考えた根底にはどのような思いや原体験があるのでしょうか？

大学生になると、社会との関わり方を考えていくに当たって人生を振り返るタイミングがありますよね。私は高校時代まで10年間サッカーに打ち込んできたのですが、自分が一番人生の中で輝いていたのはいつだろうと考えた時、それはサッカー部で過ごした時間でした。チームの中心となって高い目標に向かい、メンバーを牽引することが幸福感に繋がるのだと実感したのです。そこから、将来的には気の合う仲間を募り、同じ目標に向かって熱量高く一緒に仕事をしていきたいという思いが芽生えました。 そして起業を前提として、ITとビジネスを学ぶのに最適だと感じた大手情報サービス企業へ入社しました。配属されたのがネットマーケティング職で、自分に向いていると感じて楽しかったです。当時ネットマーケティングの情報は海外から多く流入してきたので、大学の専攻的にも留学経験的にも、英語がある程度読めたり聞けたりこともあり、キャッチアップしやすかったです。周りからも重宝されました。同時に、大学時代からの友人達と同じ領域で副業を始め、3年目には法人化して当社を立ち上げました。経営が軌道に乗ったタイミングで前職を退職して当社にフルコミットし、現在に至る流れです。

会社設立後に困難や壁を感じたことはありましたか？また壁があったとして、それを超えた現在はどのようなフェーズなのでしょうか？

良くも悪くも順調に進んできて、あまり困難だと感じたことがありません。壁に当たったとしても創業メンバーと一緒に試行錯誤して改善し、突破してきました。 ただしここから先は、ベンチャーの組織拡大時に生じる課題に直面するかもしれません。30人、50人、100人の壁といったいわゆる「n人の壁」です。しかしそれは事前にある程度は予測できることですし、世の中には既に多くの情報が出回っています。分かっているリスクをあえて踏む必要はないですから、回避するための対策を取ります。例えばミドルマネジメントをつくる、組織カルチャーを醸成するといったことです。 ここから先は、現状の数十倍の規模で組織を拡大していきます。今は、これまでの少数規模からの転換期だと捉えています。メンバーにはこの半期を「高く飛ぶためにしゃがむ時期」だと伝えてきました。ただジャンプするだけでは到達できない高さまでいくために、反動を付けて一気に飛ぼう。今がまさにそのタイミングです。

未来についてお聞きします。どのような会社の姿を目指していますか？

我々はマーケティング支援会社であり、自分達が商品を作っているわけではありません。そのため価値ある商品を持つお客様を助けることで、世の中に良い影響を与えていきたいと考えています。 マーケティングの力は諸刃の剣で、悪い商品でも広めようと思えば広められます。私達が前提にしているのは、世の中が豊かになるものだけを届けること。そのためには売上だけではなく、社会貢献になるものかどうかを判断する「美意識」を持って取り組まなければなりません。掲げているミッション「価値あるモノを、インデックスさせる。」には、より多くの価値あるモノを、届けるべき人々に美意識を持って届く状態にするという意味を込めています。 この信念の下、デジタルマーケティング業界でトップシェアを獲得したならば、それは売上だけを追求した結果ではない、「本物の実力」の証明になります。そのためにトップを目指します。 2027年頃には、ミッションへの共感を持って一緒に走っていける社員が100名近くいる組織にしたいと考えています。

お仕事以外の時間はどのようなことをして楽しんでいますか？

いろんな創作物を楽しむのが好きです。マンガや本を読んだり、ネット動画を見たり、ドラマや映画を鑑賞したりしてます。 高校のサッカー部員だった頃、尊敬するサッカーコーチにどのような自主練習をすれば上手くなるかを質問したことがありました。その時に、「サッカーだけをやらず、本や映画に触れなさい」と言われたことが、とても印象に残っています。違う角度で感受性を磨くことが、本当に成果を出したい場面でも生きてくるという意味だと教えてもらいました。 多彩なコンテンツを通してユーモアや創造性に触れ、専門分野以外の領域にも興味関心を持つことによって、事業や組織づくりにも多角的な視点がもたらされていると感じています。

社員にはどのように仕事に取り組んでほしいですか？そして最後に求職活動中の方々へのメッセージもお願いいたします。

社員には、一寸の狂いもなく信じられる「やりたいこと」をやり続けてほしい。「仕事だからしょうがない」なんていう言葉はいりません。やりたくないことをやる必要はありません。仕事は人生の一部であり、大きな割合を占めるものです。各々の「やりたいこと」が会社の方向性とマッチしていて、追求できる環境だからLANYにいる。そんな状況下で、気付いたら自然に成長していた。そういうストーリーを描いてほしいです。 求職者の方へ。 我々は仕事に対し「美意識」を大切にして、クライアントの優れたプロダクトやサービスが世の中に広がるよう、力を尽くしています。高い視座を持って共にデジタルマーケティング業界で実力を証明したい方、会社と共に成長していきたい方からのご応募をお待ちしています。当社で「やりたいこと」を一緒に叶えましょう。