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アラームボックス株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • 金融・保険系

自社開発のAI与信管理サービスで調査業界をリードするtechカンパニー

上場を目指す
自社サービス製品あり

企業について

アラームボックス株式会社は、AIによる与信管理サービスを展開するスタートアップだ。
従来は調査員が取引先を訪問してヒアリングを行うなど、アナログな手法で企業の信用度を判定していた。しかし、同社が開発した『アラームボックス』は、インターネット上の様々なサイトをクロールして取引先のデータを収集。そのデータを機械学習によって分析し、影響度に応じてユーザーに通知するという、これまでにないデータドリブンな与信管理サービスなのだ。アナログな調査では得られなかった即時性、客観性、精度を劇的に高めたと評判を呼んでいる。
サービスを一気に拡大するフェーズに入り、成長の動力となる人材を求める。

同社は、2016年6月に代表取締役を務める武田浩和氏が設立したスタートアップ。武田氏は中小企業向けリース会社で、長らく売掛金保証事業に携わってきた人物だ。
前職では調査業者を使い企業のデータを取っていたが、精度に疑問を感じることが多かったという。既存の調査は、人力で集めた情報をもとに調査員が独自に点数をつける方法が主流だったのだ。
折しもSNSが普及していき、一般消費者や従業員が会社に関する情報を発信するようになった時期で、武田氏はネット情報と企業の与信は相関関係があると考えた。
また、これまではコストの高さから中小企業は利用しづらかったが、低コストを実現すれば利用したい企業は多いだろう。こうした現場での肌感覚からニーズを見極めつつ、プロトタイプでの実証実験で有用性を見定めた上で周到に起業準備を進めた。

起業にあたり武田氏は、エンジニアの養成学校(ジーズアカデミー)でプログラミングを学んだ。元々コードを書くことに興味があったのに加えて、ITエンジニアをマネジメントしていくにあたりエンジニアの考え方を知りたかったからだという。
「プログラミングを学んだことでサービスを作り上げるための構造がわかるようになりましたし、エンジニアとの意見交換にも役立っています」と武田氏は話す。
卒業時のピッチコンテストでは優秀な成績(1位)を収め、スムーズな資金調達に成功した。
社員へのインタビューでは武田氏に対して、「浮ついたところがない」、「足元を固めながら地道に進めていくタイプ」、「落ち着いている」など信頼の声が多く挙がる。勢いだけで突き進むスタイルとは一線を画す社風は、このあたりに起因しているのかもしれない。

AIによる与信管理というこれまでにないサービスを開発した同社は、調査業界でのテック化のパイオニアであり、リーディングカンパニーといえる。
先鋭的な『アラームボックス』に注目が集まり、主力サービスとして展開しているが、強みはそれだけでない。
役員陣や審査の専門スタッフが持つ知見とノウハウを活かし、『セキュアボックス』など収益性の高い保証事業も展開しているのだ。保証事業のひとつである売掛保証とは、万が一取引先が倒産して売掛金が未回収になった場合でも、保証会社が代わりに損失金額を支払うサービスのこと。
「多くのフィンテック企業はデータのやり取りが主ですが、当社のように実業まで行っている会社はあまりないと思います」と武田氏は、独自性に自信を覗かせる。
戦略事業と収益事業の両輪体制で、スケールをはかっていくのが今後のフェーズなのだ。

また、『アラームボックス』は取引企業の与信に関する通知だけでなく、新商品発売や増資の情報なども収集可能で、営業ツールとして使うこともできる。セールスフォースとの連携はそのためだ。
ユーザーのニーズにさらに応えるべく、APIを開発して提供していく計画もある。
「例えば、クラウド会計、名刺管理、請求書発行サービスなど、相性の良い外部サービスと連携して、アラームボックスのチャネル拡大をはかりたい」とのことから、API開発に関心の高いエンジニアも歓迎している。

実業で蓄積したデータと知見を『アラームボックス』に活かして、サービスの精度を上げる同社。開発のエコシステムの中でサービスをどんどん改良していけるのは、同社のエンジニアならではのやりがいだろう。
「エンジニアは様々な志向を持っていると思いますが、信用スコア、機械学習、法人向けSaaSといった領域に興味がある方は、特に当社での仕事を楽しめるでしょう」と武田氏は話す。
まだまだ若いスタートアップだけに、ウェブサービスの開発経験を持ち、周囲とのコミュニケーションに積極的なタイプならば、すぐにでも中核のエンジニアとして活躍していける。
同社が求めているのは、課題を抽出して仕様に落とし込み、開発を進めていける自走型のエンジニア。壁にぶつかっても粘り強く向き合い、着実に進めていける人物だ。

同社が展開するサービスの独自性と将来性、企業の強みを紹介してきた。働く場としては、どのような環境なのだろうか。
「落ち着いた社風です。一般的にスタートアップに対してイメージされがちな、アグレッシブ過ぎる雰囲気はないですね。与信管理や売掛保証という特殊なビジネスを行っていることもあり、社員は企業信用リスク関連の話題が好き。そういう意味ではマニアックです」と武田氏は笑う。

執務スペースを見学させてもらうと、各自がモニターに向かい静かに業務に打ち込んでいた。かといって、ピリピリした緊張感が漂っているわけではなく、リラックスした様子だ。
一方で、サービスを盛り上げていくという共通の目標があるため、穏やかながらもコミュニケーションは活発だ。
役員と各部門のスタッフがワンフロアで横並びに座っていることもあり、気軽な会話がすぐに交わせる。
“ウィン・セッション”という、社員全員で感謝を伝え、パフォーマンスを讃え合う活動を毎週欠かさない。
代表と社員の間では、定期的な1on1の機会を設けて意思疎通をはかっている。社員の一体感を増す取り組みを積極的に取り入れている印象だ。

社員に求めたいこととして武田氏は、「信頼関係です。信頼があるから率直な意見交換ができますし、期待に応えようと思えます。さらに社員はもちろんですが、お客様、株主に対しても信頼が大事。私自身も言動と行動を一致させて、信頼を無くさないように心がけています」と話す。

『アラームボックス』は、2017年に立ち上がり順当にユーザー数を増やしてきた。現在の会員登録社数は、2,000社を超える。
事業会社の利用が多かったが、近ごろでは中小企業へ融資を行う金融会社や投資を行うベンチャーキャピタルの利用実績も増えている。金融機関や事業会社との事業提携案件も多く、『アラームボックス』がカバーする領域は与信管理にとどまらず、ますます広がっていくだろう。
企業としてどんな未来を思い描いているのかを武田氏に問うと、
「あらゆる企業情報が集まるインフラを作りたい。企業の意思決定に使えるようなプラットフォーム作りが目標です」と力強い答えが返ってきた。
Greenユーザーに対しては、「調査領域に興味ある人、機械学習やデータ解析をしたい人を待っています。今後他社とのサービス連携を強化していくので、社内外の連携に意欲を持ってサービスを作り上げていこうという人にぜひ来てもらいたいです」と呼びかける。
まずは会話をして、互いの理解を深めようという武田氏。同社でのエンジニアリングに興味を抱いたならば、ぜひ気軽に問い合わせしてほしい。

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インタビュー

アラームボックス株式会社のインタビュー写真
R.SAKAI 開発部  マネージャー/テックリード 入社年 2020年

── アラームボックスの社風や魅力について教えてください。

アラームボックスには感謝を言語化して伝えあうカルチャーがあるのですが、それはすごく良いなと思っています。毎週開催される全社員が参加するミーティングで、部署や物事の大小に関わらずその週に起きた感謝したい出来事をお互いに発表し合う事なんかは、他社には無かったカルチャーです。
また、有給休暇の取りやすさや柔軟なリモートワーク環境など、ワークライフバランスが取りやすい会社だなとも思います。オンとオフの区別がなく、休日出勤やサービス残業をいとわないベンチャー企業も多いと思いますが、そういった会社ではないですね。 続きを読む

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求職者の声

企業情報

会社名

アラームボックス株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

金融・保険系 > その他金融・保険系

企業の特徴
上場を目指す、自社サービス製品あり
資本金

336,000,000円

設立年月

2016年06月

代表者氏名

代表取締役CEO 武田浩和

事業内容

■与信管理・企業調査サービス『アラームボックス』
企業間取引のリスク管理をワンストップで提供するサービスです。
取引前の企業調査サービス『パワーサーチ』、取引開始後に取引先のリスクを検知する『モニタリング』、取引の際に売掛金を保証する『ギャランティ』で構成されます。
これらのサービスは消費者の口コミや企業取引のデータなど、ネット上の膨大な情報を収集して、AIや独自のノウハウで解析した情報をベースに提供しています。

■ビジネス家賃保証
企業が事業用賃貸物件(事務所や店舗)を借りる際に、入居者様の家賃などの支払いが間に合わなかった場合に、家賃等を保証するサービスです。

株式公開(証券取引所)

従業員数

43人

平均年齢

36.7歳

本社住所

東京都新宿区市谷本村町3-22 ナカバビル8F

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