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株式会社アラヤ

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • その他

世界をリードする研究者が創業。脳科学分野で官学を超える研究と実装を目指す

カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社アラヤは「すべてのモノにAIを宿らせる」をビジョンに、研究開発や様々な業界・企業に向けたソリューション等、AIに関わる様々なサービスを提供している会社だ。特徴は、代表取締役の金井良太氏をはじめ、世界トップレベルの研究者が集い、最先端科学と産業界との橋渡しをしていること。金井氏は「論文を出すだけではつまらない。本当に世の役に立つものをつくり、事業として展開する方がより厳しいサイエンスだと思いました」と、起業の理由を明かす。

金井氏は大学卒業後、オランダの大学で人間の視覚情報処理メカニズムの研究でPhDを取得。その後、米国、英国の大学での研究員を経て、英国にある大学の准教授に就任した。神経科学と情報理論の融合によって脳に意識が生まれる原理や、AIに意識を実装する研究に取り組んできた。極めて順調に研究者としてキャリアを積む一方で、研究室に閉じこもっていることに物足りなさを感じ、アラヤを創業したという経緯だ。

ちょうどGAFA等が瞬く間に世界を席巻していた頃。現在、これらの企業群はIT企業の枠組みを超え、データを武器に多様な領域で世界最先端の研究開発を進めている。アラヤが目指すのは、その脳科学版。脳科学の深い知見を核に、どこよりもデータや英知が集まる組織になり、それを世の中に役立つものに昇華させたい考えだ。

金井氏は言う。「一般的なスタートアップとはちょっと志向が違うかもしれません。多くのスタートアップは、解決したいと強く願う社会課題があり、そのために事業を行います。一方で、我々は、色々なものを解決するための仕組みをつくる。産学連携のようなものをイメージしてもらうと近いのではないでしょうか。従来『学』が担っていた研究開発を、民間企業である我々が背水の陣で取り組んで一気に進める。ゆくゆくは大学を置き換えるような存在になりたいと思っています。研究レベルも高く、待遇や環境も良い。だから優秀な研究者が集まる――となることを目指します」

強いて取り組みたい課題を挙げるなら、「社会における研究の位置付けを変えたいのかもしれないですね」と金井氏。研究室を飛び出し、実装しながら一気に時計の針を進めたい。それが、アラヤのやっていることだ。現在、国の研究事業(内閣府のムーンショット事業)に参画し、AI×脳の分野の研究をプロジェクトマネージャーとして推進しているほか、様々な業界の日本を代表するような企業と共同で研究開発も進めている。

そしてその傍らで、自前の収益を上げるべく、技術をサービス化・ソリューション化して展開しているのが、現在のアラヤの姿だ。そんな金井氏の挑戦に共鳴し、医者やPhD取得者等、優秀な人材が続々と集結している。



金井氏は脳科学、中でも脳画像の解析の領域で世界をリードする研究者だ。ただし、自ら事業を立ち上げるに当たっては各種産業との親和性を考え、画像認識の知見に、分野としては脳科学と近いAIを組み合わせて展開することにした。

既に事業として立ち上がっているのは、AIを活用した画像認識ソリューション、建設機械・産業機械自動化、空調運転制御、AIドローンの開発等。中でも進んでいるのが、創業初期から取り組んでいる画像認識だ。製造現場で製品や部品、材料等の外観検査に使うパッケージソフト『InspectAI』を展開するほか、物流、小売、プラント、インフラ、運輸、ヘルスケア、農業・漁業等、ありとあらゆる業界を対象に、ソリューション提供が可能な状況にある。

建設機械・産業機械の自動化は、大手ゼネコン等と共に進めているプロジェクトだ。AI技術の一つである強化学習、模倣学習技術を応用し、建設機械が自律的に効率的な作業を行うというもの。建設業界が直面する人手不足、とりわけ熟練技術者の不足や将来的な技術承継等の課題を解決するものだ。自律建機だけでなく、広く建設業全体のDXにも取り組んでいる。

また、事業と研究がアラヤの二本柱であり、基礎研究の方では、人間の「意識」の機能を持ったAIである「汎用AI」、脳活動を計測したり、刺激したりするニューロテック、その応用で、脳派で機械を操作するブレイン・マシン・インターフェース(BMI)等について研究を進めている。

会社としては、まだ草創期であり、アラヤの看板製品と呼べる製品を目下開発中。事業部を越えた開発が社内では進んでいる。現在、アラヤの持つ独自の技術、素晴らしい頭脳が集まった研究開発機能、様々な業界における実装経験等を求めて、企業からの相談や共同研究・開発の誘い等はひっきりなしだ。これらを幅広く手掛けながら、さらに知見を深め、実績を積み、産業界とのネットワークも構築し、いずれミッションにも掲げる「人類の未来を圧倒的に面白く」する数々の事業を展開していくつもりだ。
「最終的に実現したいのは、攻殻機動隊のような世界」と金井氏は言う。脳とメカが繋がるBMI。念じた通りに動くテレパシーの世界だ。それは決して夢物語ではなく、着々と実現に向かって進んでいる。

先頃、アラヤでは試作中のBMIを活用したレーシングゲームで、社内コンペを開催。頭で念じて画面上のレーシングカーを動かす。当然、操作はなかなか難しく、コースアウトやクラッシュもしながら、みんなで大いに盛り上がったという。研究成果のお披露目の場でもあり、事業への理解を深めつつ社員同士のコミュニケーションを図る、楽しいイベントとなった。

アラヤには、表に出しているソリューションだけではなく、このBMIはじめ、幅広い技術のレパートリーが裏にある。それらが実装の機会を待っている。様々な業界の様々な企業と共創し、技術を社会に実装し、トライアルアンドエラーを繰り返しながらさらに進化させていくという循環を、これから本格的に進めていくところだ。「自分もそうですが、研究が好きな人は、組織に属するという働き方よりは、自分の世界や考えを深化させていくことが許容され、その結果として会社に還元をしてく、という環境の方が働きやすさを感じるように思います。でも、アラヤでなら専門性を生かした研究ができます」と金井氏。「実力を付けるにはこれほどの環境はないのではないでしょうか」とも自負する。

研究開発、エンジニア、セールス、企画等、どの職種も同じ。ユーザーと一緒に最先端の領域で、まだ世にないものを一緒につくっていく。今いるメンバーはみんな、その楽しさ、やりがい、成長環境を求めてアラヤにやって来た。大手メーカーや研究機関等、前職は様々だ。研究や開発のスピードは速く、「プレッシャーに感じるタイプの方もいるかもしれません。逆にそこにモチベーションを感じ、ある程度の自由度を持って研究、開発に打ち込める人には楽しいでしょう。この規模の会社なので、やりたいと言って提案すれば、色々なことに挑戦できます」と金井氏。

会社は完全リモートも可能で、実際、四国や東北、北海道等の遠隔地に住む人もいる。海外から参画しているメンバーも。日本という国にこだわるつもりもない。マーケットも同様だ。世界を視野に入れている。一方で、楽しい会社であることも目指す。「居場所でありたいと思っています。エンジニア等は特にフリーランスでも生きていけます。それでも所属するメリットは楽しさ。友達と会うのが嬉しかった小学校時代のように、リモートでもできるけど、楽しいから行くという会社でありたいです」

楽しく、だが、やっていることは人間の限界を超える研究だ。攻殻機動隊の世界に、どこまで現実世界で近付けるか。想像を超えた技術に、一緒に挑戦する仲間を待っている。


募集している求人

エンジニア・技術職(システム/ネットワーク)の求人(2件)

企業情報

会社名

株式会社アラヤ

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > IoT・M2M・ロボット

その他 > その他業界

企業の特徴
カジュアル面談歓迎
資本金

1億円

設立年月

2013年12月

代表者氏名

代表取締役 金井 良太

事業内容

AIアルゴリズム・プロダクト開発(ディープラーニング事業・エッジAI事業・自律AI事業)

株式公開(証券取引所)

従業員数

64人

平均年齢

36歳

本社住所

東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル24階

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