ご略歴をお教えください。
山口県出身で、高校、専門学校と情報処理を学び、2002年の卒業後に地元のシステム開発会社にプログラマーとして就職しました。自治体等を顧客として、市町村合併に関わるシステム開発に3年ほど携わった後、東京支社に転勤して郵政民営化に関わるシステム開発を手掛けます。 その現場で、同じプロジェクトに加わった当社社長の清水賢吾や取締役の大野裕之と知り合ったのです。そのうちに一緒に食事をする等してコミュニケーションを深め、将来の相談等をするうちに、人間関係が構築されていきました。私は「この人達と一緒に仕事をしたい」と思うようになり、2007年に郵政民営化のプロジェクトが完了後、当社にジョインしたという経緯です。 現在は、執行役員を務めながら現役のエンジニアとして、エンドのお客様である決済代行会社の現場に6名のメンバーと共に入り、PjMや要件定義等を手掛けているほか、新規自社サービスの開発、さらにはエンジニアの採用まで幅広く携わっています。
御社をどういう会社にしていきたいと考えていますか?
SESには主力事業として引き続き取り組み、エンジニア採用には力を入れ続けるものの、世の中のエンジニア不足は当社成長の足かせになると思っています。そこで、新規事業として自社サービス開発に積極的に取り組んでいきます。 そのためにも、当社の特長である“エンジニアファースト”の旗は掲げ続け、エンジニアが最良のコンディションで最大限に能力を発揮できる環境をつくり続けていきます。
そのために社員に対して期待することや、社員が御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。
今の世の中は、特に若年層を中心に、転職してスキルアップを続けるという考え方が主流になっていると感じます。こうした中、当社は「関わる人を豊かにする」というミッションを掲げ、関わる人との繋がりを大事にしています。つまり、エンドユーザーやSIer等のお客様や取引先、社員との関係をできるだけ長く続けるということです。 そのために、エンジニアに対しては「この会社で長く働きたい」と思ってもらえるよう、年間休日140日や月平均残業時間5時間といった働きやすい環境づくりに力を入れているのです。 このことは、単に待遇を良くして雇用を維持するというだけでなく、エンジニアが持てる能力を最大限に発揮し、高品質の成果物に繋げてお客様に満足していただくことが大きな狙いです。ですから、エンジニアはやる気を出して仕事に臨み、会社に対して何かを改善すべきとの意見があるなら遠慮なく言ってほしいと思っています。
富永さんの仕事観をお聞かせください。
私にとっての仕事は、沢山の人と出会う機会づくりという意味合いが大きいですね。「人脈は財産」だと考えています。人脈によって仕事が広がり、キャリアの底上げができるからです。 幸い、SESの大規模プロジェクトで他のSES企業のエンジニアやSIer、そしてエンドユーザーの社員の方等、多くの人と出会えるチャンスに恵まれています。 こうしたプロジェクトは完了して終わり、ではありません。つい先日も20年前の郵政民営化プロジェクトで一緒だった人達と再会し、旧交を温める機会がありました。そんな人達から貴重なアドバイスや協力を得ることができるのです。 また、私は当社の本社がある愛媛県松山市のコンピュータ系専門学校で講演をする機会があるのですが、その縁で当社に新卒で入社してくれる人材が少なくありません。そんなメンバーの中から次のリーダーが育っています。 こうした繋がりを私はとても大切にしていますし、繋がりをつくることこそ私の仕事だと捉えています。 当社は社員数40名ほどの少数精鋭で、年齢層は20代から60代まで幅広い一方、年齢等無関係に全員がフラットにコミュニケーションを取るフレンドリーな風土があります。とても働きやすい環境があると自負していますので、求職者の方にはぜひ一度確かめに来ていただきたいと願っています。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
スポーツが好きで、野球やサッカーの観戦とゴルフをプレーすることを楽しんでいます。ゴルフは会社がコンペを主催していて必ず参加していますし、それ以外でもメンバーを誘ってラウンドしています。また、競馬の観戦も好きですね。 一方、旅行も大好きで、もっぱら国内旅行を楽しんでいます。夢は、1週間ほどかけてのクルーズ。私は現役のエンジニアやPMとして現場も持っていますが、その現場を早く後輩に任せて心置きなく出かけたいと願っているところです。