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株式会社アーリーリフレクション

  • IT/Web・通信・インターネット系

産官学のビッグクライアント!シーズを事業やサービス等の形にして展開

自社サービス製品あり
カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社アーリーリフレクションは「世界を変えるアイデアのはじめの反響となる。情報技術とデータ解析技術により、人間が哲学に時間を割けるようにする。」をミッションに、AIやデータサイエンス等の技術を用いた様々な課題解決、事業開発等を展開している会社だ。ただし、AIやデータサイエンスの技術からスタートした会社ではなく、世によくあるソリューションやコンサルティングの会社でもない。「大前提はいろいろなシーズに対して形をつくっていくというコンセプトの会社であり、その中で直近はAIやデータエンジニアリングに注力している状況です」と説明するのは、創業者で代表取締役を務める田中喜之氏だ。

技術や課題等のシーズをサービス、ソリューション、プロダクト等の形にして世に出したり、解決したりするのが同社の基本形。たまたま今は手段としてAIやデータエンジニアリングを使うことが多いということだ。アーリーリフレクションという社名は「はじめの反響」という意味で、アイデアや課題、科学技術のシーズの最初の反響となって、新しい価値や事業を生み出すという意味を込めた。実際、その通りのことをしている会社だ。

田中氏は言う。「例えば大学の研究者が持っている創薬のシーズに対して、会社を設計してその後のロードマップを考え、ビジネスプランを書いて実際に展開。そこに投資参画するといった事業もやっています。AIも同じ。AI領域も、実際に実務に使える状況にあまりないことが多いので、我々はそれを実際に使えるものとしてシステムにインテグレーションすることに注力しています」同社に寄せられるシーズや課題を、技術とビジネスの両サイドで支援し、事業やサービスに昇華させることを様々な領域で展開しているのだ。

田中氏は、上場ソフトウェアベンチャーで9年間取締役を務めた人物だ。M&Aを盛んに行って拡大していった会社で、田中氏も数々の企業再編やM&Aを手掛けたほか、米国セキュリティソフトウェア企業の日本法人代表、IT、通信、建設コンサルタント等、多業種のマネジメントを経験してきた。そして2014年、元々自身で設立していたアーリーリフレクションに参画し、ここから本格的な同社の歩みが始まった。

大手モバイルグループ広告会社の大量データを処理・解析するシステム、機械学習によるプロダクト開発の案件を皮切りに、以後、田中氏の前職の豊富な経験、人脈も生かして、同社はAI、データ、ヘルスケア等の領域で数々の事業を手掛けてきた。同社のホームページには取引先として産官学のビッグネームが並ぶ。積極的な営業活動はしていないものの、同社の技術力、課題解決力、事業開発力等を頼る面々は後を絶たず、外部の専門家、戦略パートナーとして協業の実績を積んできた。

現在、同社の主力の案件となっているのは某巨大インフラ企業のDXプロジェクト。合弁会社を立ち上げ、大規模なエンタープライズDXを進めているところだ。

2014年の始動以来、少数精鋭で事業開発や課題解決を手掛けてきた同社は今、変革のタイミングにある。2024年9月には、これまでの様々なプロジェクトで蓄積していた技術、知見を結集した自社プロダクト、インフラ施設管理者向けの施設維持管理DXソリューション『BIMSTOK』の販売を開始した。

『BIMSTOK』をはじめとするAIソリューションやデータ連携サービスを提供する戦略子会社、株式会社Early AIも設立。『BIMSTOK』以外にも複数の自社プロダクトの準備を進めているところだ。社員、組織も拡充し、自社プロダクトを事業の一方の柱に据えてさらなる成長を目指す。また、現在取り組んでいる某巨大インフラ企業のDXプロジェクトの実績を引っ提げて、エンタープライズDXの領域もさらに開拓していく。

市場は日本だけではない。田中氏は言う。「外国籍メンバーも増えており、グローバル展開も視野に入れています。実際に準備も進めています。ヘルスケアとデータサイエンスのプロジェクトは市場の大きさ、展開を考えた時にスタート地点を海外にした方がいいので、来年から加速させます」もはや国内、国外と分けて考える必要はなく、サービスの特性に合わせて自在に展開していく方針だ。

シーズから始まって事業やプロダクトとして確立したものは、状況に応じて別会社化する。Early AIはその第一歩。アーリーリフレクションはIPOを想定していないが、Early AI等の事業子会社は資金、信用等の面でメリットがあればIPOも検討する。アーリーリフレクションがIPOを考えないのは理由がある。「良いシーズは儚いもので、形になるまでに時間もかかりますし、成功するとはかぎりません。良いシーズをたくさん育てて世に出していくという観点からは、上場企業の予算主義のレギュレーションはあまりそぐわなず、時間軸も一致していません。上場会社にいた時にIRで苦労したり、株主に翻弄されたりという経験をしているので、当社はヘルシーに、ちゃんとしたことをやる会社でありたいと思っています」と田中氏。アーリーリフレクション本体は外野に惑わされることなく、社会の変化にもスピーディーに対応しながら事業を生み出す会社として、そして生み出した事業は社会のものとして成長していく。そんな構想を描いている。

このように新しいフェーズに突入したアーリーリフレクションの喫緊の課題は、仲間が足りないこと。これまでリファラルで優秀なメンバーが集まってきたが、より広く門戸を開き、仲間を求めることにした。田中氏は言う。「案件を絞り込んできましたが、大型のご相談も多いので、組織拡大するタイミングだと考えています。」超少数精鋭から規模を拡大し、近いうちに50人、100人と徐々に増やしていく方針だ。

社名に込めた「はじめの反響となる」という決意からも分かるように、アーリーリフレクションは、仕事への向き合い方や進め方を大切にする会社だ。それを表現したのが「カルチャーコード」。全社員共有しているものだが、グローバル展開を視野に2024年9月、新たに英語版を作成した。Attitude(姿勢)、Thinking(考え)、Relationship(関係)の3カテゴリーで構成され、分かりやすい単語を使っているだけに、日本語よりもシャープに伝わるものとなっている。以下に示す。

Attitude

Move boldly between ideals and reality.
Be a driving force.
No faking. No competing.
Enjoy worldmaking.

Thinking and Action

Focus on delivering valuable outcomes.
Capture the essence and understand the whole picture.
Believe in knowledge and keep learning.
Time is a finite asset. Act quickly and wisely.

Relationship

Communication is successful only when both the speaker and listener make an effort.
Invest in each other. Enhance the value of others.
Be sound in mind and body. Be grateful and express it to your people.

「世界を作っていくことを楽しもう」「価値ある結果をもたらすことに集中しよう」「知識を信じて、学び続けよう」等、同社の根幹となる思想が並ぶ。

同社の若手社員は、かつてのインターンが多い。卒業後、大企業に就職するも、やりたいことに全力かつ主体的に取り組み、成長できた環境を懐かしみ、戻ってくるのだ。大企業からの転職組も。同社では、常に複数案件に携わる。あるプロジェクトではPM、ほかのプロジェクトではプログラマーを務め、ほかにR&D的でひたすら探求する等、多様な経験を積む。案件の大きさ、難易度、面白さは大企業と遜色なく、それでいて少数精鋭のため一人ひとりの存在感は確実に重い。

金曜日は勉強の日。木曜日までになるべく仕事を終わらせ、インプットや勉強会に充てる。価値ある結果を出すのに必要な土台を築く。密度濃く働く一方で、働きやすさも抜群だ。在宅と出社のハイブリッドで子育てとの両立も当たり前。子供の送迎や急な体調不良にも柔軟に対応する。ワークライフバランスを充実させ、働く時は全力で。複数のプロジェクトに参画しながらインプットを怠らず、互いに刺激し合って猛烈に成長する。この素晴らしい環境で、価値あるものを生み出したい人を待っている。

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インタビュー

株式会社アーリーリフレクションのインタビュー写真
代表取締役 田中 喜之氏

── アーリーリフレクションはどのような会社でしょうか。

アーリーリフレクションはどのような会社でしょうか。

当社は元々、アイデアや課題、科学技術シーズの「はじめの反響」となって新しい事業という価値をつくることをコンセプトにしている会社です。つまりいろいろな「シーズ」を形にする会社で、その中で、今はAI、データエンジニアリングの領域に注力しているという位置付けです。両領域が前面に出てはいますが、ほかには例えば大学発の創薬のシーズに対して会社を設計し、その後のロードマップを考えてビジネスプランを書き、それを展開させる事業も手掛け、投資と経営参画もしています。

類似の業態を挙げるなら、多くのシーズから「... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社アーリーリフレクション

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、自社サービス製品あり
資本金

1000万円

設立年月

2007年02月

代表者氏名

田中喜之

事業内容

ソフトウェア開発、事業開発支援

株式公開(証券取引所)

従業員数

20人

平均年齢

35歳

本社住所

東京都千代田区神田神保町1-22-2

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