坂元さんが御社に入社されてから、新たに得られたものはありますか
元々、前職でもソフトウェアエンジニアとして仕事をしていました。しかし当社へ入って改めて、「エンジニアとはここまで世界が広くて奥深い仕事なのか」と実感できた気がします。 前職のようなメーカーはユーザーと対話する機会が少ないこともあり、ユーザーとエンジニアは近いようで遠い存在です。対して当社は、実際に現場でクライアントやユーザーの声を聞く機会も豊富です。 そのような中で、当社が昔から大切にしている「お客様に寄り添う」という姿勢は、私の中でもより深く浸透していきました。ITのプロとして頼られる瞬間があるのは、やはり嬉しいですし、何とか応えようと思えるものです。その分、難しいと思える局面に立つこともありますが、だからこそ達成できた時の手応えは一層大きなものではないでしょうか。
ご入社から、わずか10年弱で取締役に就任されていますね
はい。入社後は開発部門のエンジニアのみを管轄し、「彼らをどう成長させるか」を考える存在でした。しかし、当たり前ながら取締役はそうではありません。取締役に就任してからは、毎年各事業部のミッションを考えて提示する立場になりました。各事業部のミッションを考えるということは、それぞれの部署の役割や現場の状況をきちんと理解しなければなりません。 会社全体を見ながら、ミクロな視点も持つ。こうして会社の未来をもっともっと真剣に考えるポジションになれたことは、とてもありがたいですね。 そして当社は現在、変革期の最中にいます。2002年からじっくりと培ってきた当社の強みを守りながら、大きく刷新していくべきところも沢山あります。 このタイミングでもっともっと視野を広げていきたい。そんな思いで、新たなメンバーをお迎えしたいと考えているところです。
坂元さんがお仕事として大切にしていることは何でしょうか
個人的には、「仕事は楽しくなければ!」と考えています。どのような仕事でも、何か楽しいと思えるポイントを見つけて向き合っていますね。例えば小さなことですが、先日は「資料をスケジュールよりも早い段階で完成させて、みんなを驚かせよう」と取り組んでいました。言ってみれば、ゲームのような感覚かもしれません。 この「仕事を楽しむ」という視点を、ぜひ社員の皆さんにも持っていただきたいですね。何でもいいと思います。「みんなの想像以上のクオリティーに挑んでみよう」とか、「技術を磨いて自分の市場価値をアップさせよう」とか、「仕事が成功したら一つご褒美を作ろう」とか。例えば当社でも、資格取得すると報奨金が出て、プラスして月々の資格手当も支給されます。何かモチベーションを持って、日々夢中になりながら仕事をすると、不思議とぐんぐん成長していくものですよ。
御社のメンバーについての思いを教えてください
当社で活躍しているのは、真面目にコツコツ取り組むタイプが多いですね。みんな技術を磨き続ける努力家で、大抵のことではくじけません。こういった優秀なメンバーのおかげで、数々の大手クライアントに認めていただけているのではないでしょうか。私もそんな彼らを、心から尊敬しています。 一方、そんな魅力と紙一重なのかもしれませんが、控えめな人が多い印象です。もっと自分達の知見や技術に誇りを持ち、積極的に前に出ても良いと思うんです。 そのようにみんなの士気をさらに上げるためにも、私はコミュニケーションを積極的に取るよう心掛けています。取締役という立場ではありますが、日々若手メンバーとも話す機会を設けるようにしていますね。ありがたいことに、仕事の相談はもちろん、プライベートな話を持ち掛けてくれるメンバーも増えました。
最後に、坂元さんのリフレッシュ方法を教えてください
土日の休みはもっぱらゴルフに出かけています。最初は、当社の代表から「ビジネスで役に立つから」と誘われてなんとなく始めたのですが、今では趣味になってしまいました。「もっと上手くなりたい」と夢中になって練習しているものですから、ハンディキャップも減ってきており、お客様とのコンペでも恥ずかしい思いはしなくなってきました。 このように、当社ではプライベートもぜひ大切にしていただきたいと考えています。最近の社員アンケートで嬉しかった回答は「部署や役職の垣根が低く協力できることはもちろん、自分の時間もしっかりと充実したものにできる」というものでした。会社として目指していた姿を、一つ叶えられたように思います。これからジョインされる方も、仕事・プライベート共に全力で楽しめる。そんな場所を提供できるのではないかと考えています。