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インタビュー画像代表取締役 滝口 秀典氏

■サクヤの設立を決めた「土台無きマネジメント」とは?

Q.あなたはどちらのPMがPJを成功させると思いますか? 開発経験のあるPM 開発経験のないPM はじめまして。代表の滝口です。いきなり質問してしまいましたが、まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。 私は関西学院大学の社会学部を卒業後、機械専門商社に営業として就職しました。ルート営業でしたがお客さんに恵まれ、社内でダントツの業績を挙げることができました。しかし古い業界ということもあり、年功序列の文化が根強く、3年ほどすると実力が評価されない環境に嫌気がさしてしまいました。 当時は2000年。森首相がITを「イット」と読み間違えるくらいITの認知度が低い時期でしたが、国会で話題になるほど急速にIT業界が成長していた時期でもありました。旧態依然とした業界にいた私にはそんなIT業界がとても魅力的に映り「こんな世界で活躍したい!」と26歳でエンジニアへの転身を決意しました。 最初の会社で徹底的にJavaを叩き込まれたおかげで、転身後2年9か月で1000万プレイヤーになることができました。実力主義の世界で評価された私は、もっと多くの技術を学びたい、もっと自由に経験したいという思いから独立し、ハードに、具体的には月400時間ほど働きました。それだけ働いて貢献していたこともあり、多少のわがままを通させてもらい、できるだけ2~3か月ほどの短いタームで様々なジャンルの新規案件を選んでこれらを凝縮的に経験することで、システム開発の土台を作りました。 その後、大規模開発を行うため国内大手SIerに入社し8年間PMを務めました。そして、その大手SIerでの経験から「ちゃんとしたエンジニアを育てる環境」がこの国に必要だと感じ、この株式会社サクヤを設立しました。 さて冒頭の質問の回答ですが、これはもちろん「開発経験のあるPM」です。なんのひねりもなく申し訳ありません。しかし、この当たり前のことが実践できていない現状を私は知っています。 大手SIerに入社した際、私が一番驚いたことは上司が中途社員ばかりだったことです。新卒社員はほとんどいませんでした。どうしてだろうと思っていましたが、その理由はすぐにわかりました。SIerでは新卒社員で入社した人でもSIerという立場のため、開発業務ではなく開発現場のマネジメント業務を任されるようになります。しかし、現場での開発経験という土台がないままマネジメントという組み立てを行うためうまくいきません。結局、経験豊富な中途社員が場を収め、会社から評価されていました。 私はこのことに危機感を覚えました。世間では誰もがITを「アイティー」と呼び、世界に目を向ければAppleやGoogleが台頭してきた時代です。世界がITの大きな渦に飲まれようとしている中で、日本のITのトップが後進を育てられない状態では、あっという間に日本は置いていかれてしまう――。 私には才能がありました。Javaを始めて3年で年収1000万を達成できるほどの技術力を持ち、8年間大手SIerでPMを務めた際には、他社が天才5人を投入しても匙を投げるような案件や、プレスリリースで納期が決まっているのに、用意されたのは外国籍の寄せ集めチームという困難な案件でも、一度も納期、工数、予算をはみ出すことなく、PJを成功させることができました。私はこれらの経験から、この才能を後進の育成のために使う責任があると考え、「エンジニアにちゃんとした教育を行い、優秀なエンジニアを育てる会社を作る」と決意しサクヤを設立しました。

■「育成して経験させる」ITの総合企業とは?

エンジニアで転職を考えない人はいるのでしょうか。 SESに居たら自社開発企業やSIerに行きたくなり、 SIerに居たら開発がしたくなってSESや自社開発企業に行きたくなり、 自社開発企業に居たら同じものを作るのに飽きてSESやSIerに行きたくなる。 私はSES、SIer、自社開発企業、全てを経験しましたが、その全ての企業でこういった事情で転職をする人がいました。 エンジニアのやりたいことは変わっていくのに、やりたいことをやるには転職を繰り返していくことしかない。 だから私はITの総合企業を作りたいと思っています。 SESもSIerも自社開発も全部できる企業です。 若手はまずいろいろな現場を見てきてほしいと思っているのでSESでキャリアをスタートし、 経験を積んだらSIや自社開発を行う。 全てのエンジニアを自社に戻すことを考えるので、会社都合で案件配属させるのではなく、ちゃんと今後活躍できるように案件配属させるようという意識がより高まる。 エンジニアは経験が出来て嬉しい、会社はエンジニアにリソースを割くほど自社内で活躍してくれる立派なエンジニアが育つ。 まさにwin-winな関係だと思いませんか? そんな企業が出来ていけば日本のエンジニア事情やIT業界が変わっていき、日本のITが世界に大きく影響を与えるようになるんじゃないかと思っています。 とはいえ今はまだまだそんなことを言える規模ではありません。 なので、まずはSESに集中し、規模の拡大をすることに決めました。 エンジニアが希望する案件でちゃんと経験が出来るように、エンド・元請けを開拓して案件数の確保やマネジメントポジションの確保を行い、4800社を超える企業と取引可能な状態にしました。これはSES業界でもトップの数字です。 さらに営業にも全体最適の考えを教育し、目先の利益を追うのではなくエンジニアのことを人生単位で考えて幸せにできるようアサインしろと徹底教育をしてきました。 経験を積む段階としてはこれ以上ない環境を用意したつもりです。 転職者の皆さんには是非弊社を選んでいただき、そんな企業を作るために一緒に進んでいただけたら非常に嬉しく思います。

■ITの総合企業を作った後は?

一言でいうと日本を変えたいと思っています。 日本って今は完全に元気がないというか。50年後の日本を想像して「めっちゃいい国になってます!」と言い切れる人はいないんじゃないかと思っています。 そんな状態の日本を自分の子供や孫の世代に残していきたいですか? 私は嫌です。 世界は大きな力を持ったものの都合のいいように作られるというのはこれまでの歴史を見ていても、明らかだと思います。 現代でも経済戦争という形で戦争は起きており、欧米ではTOYOTAを倒すためにEV化を推し進めたという話は有名ですよね。 経済戦争が起きているのを見て見ぬふりをして、個人が個人の利益だけを追求し、集団の力が発揮できなくなっているのが今の日本です。 そうして個人の利益を守っている間に、いろんなものが外に流出しているのであれば、当然日本に元気は無くなってしまいますよね。 私はこの現実に立ち向かいたいと思っています。 もう一度戦い方を変え、世界と対等に渡り合える企業のモデルを作りたいと思っています。 私は社員に対して、自分の利益に執着してしまう「利己」ではなく執着から解放された「利他」を大事にしろと伝えています。 執着から解放され、相手を思いやることで始めて「集団の力」を100%で発揮でき、結果的に個人で持つより大きな力を持つことが出来るんだと伝えています。 そうやって集団の力で企業を大きくし、日本を引っ張り、世界と張り合う企業が1社でもいれば、それを真似る会社が出てきて日本全体の考え方や雰囲気が変わっていくのだと思います。 もちろん、事業も増えていくでしょうし、その時には経験をたっぷり積んだエンジニアの方たちにはめちゃくちゃ活躍して欲しいと思っています! 私たちはGoogleを超えます。 世界一になりましょう。 日本を変えましょう。

■…で、結局サクヤに入ったら何が出来る?

今の私の話を聞いてました?笑 完全に自己に執着した質問ですね笑 とはいえもちろん大事な話なので真面目に答えます。 サクヤが他社と違うところは大きく3つです。 1つ目から自分の話で申し訳ありませんが、PM経験もあり、インフラもWebも開発に関して広く精通している私からキャリアアドバイスを受けることができます。 自分でいうのも恥ずかしいですが私は26でエンジニアに転身してから3年で年収1000万に到達し、PMになってからは一つもPJを落とさずに全てのPJを成功させてきたエンジニアです。目指すキャリアに何が必要かをしっかりお伝えできる自信があります。それを踏まえて営業に案件を探させることが出来るのでそれは他の営業出身の社長や普通のエンジニア出身の社長にはない部分だと思います。 2つ目は会社を所有することです。 この会社は5年後に上場します。ストックオプションもあるので文字通り会社を所有することになります。そうなると60歳で役職定年となる社員とは違い、60,70歳になっても右肩上がりの人生を送れる可能性があります。今後も人数を増やしていくので、もちろん今から入る人は会社のTopメンバーになりますし、今後自社サービスが本格化したら子会社も作っていくので子会社の社長になることも十分に考えられます。そういう生き方が出来るのは成長段階の今この瞬間に入社される方くらいまでになっていきます。 3つ目は熱量のある社員と仕事が出来ることです。 これまでしてきた話は中途で入社される方にはあまり熱量高く話しませんが、新卒入社の社員には選考段階でかなりじっくりと話しています。なぜ働くのか、なぜ生きるのか、どのように生きていくのか。そういう話をして入ってくる人たちなので、彼らの熱量は他の会社の比じゃないです。自分の案件が決まるときに、ひえっひえでやる気のない人に決めてもらうのと、アツアツでやる気のある人に決めてもらうのならアツアツの人に決めてもらったほうが安心感や納得感がありますよね。親身になって考えてくれる社員と一緒に仕事が出来るのはサクヤならではかなと思います。 お金なども自信はありますがそれは面接内で聞いてください笑 今日のところはいったんここまで。

■本日はありがとうございました!最後に求職者に一言!

私は開発の陣頭指揮を退くまではWebJava日本一を自称していました。 日本一なんて正確に測れるわけじゃありませんが、それくらい自信はありました。 あ、天才5人を入れても解決できない案件を1人で解決出来たりというのはその裏付けになるかな。 ともかく、日本一を自称する人なんてそうそういませんから、そんな人がいるなら話してみよう、くらいの気持ちで応募してくれたら嬉しいです。 他社さんの選考もある中で最後までお読みいただきありがとうございました。 選考であなたと会えることを楽しみにしています。

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