仕事をする上で大切にしている事を教えてください
いくつかありますが……物事を始めるときには、必ず「やらないこと」と「撤退条件」を決めることにしています。 人というのは、基本的に自分に甘いものです。最初に何をやらない、こうなったら止める、と決めておかないと、「自分にならできるかもしれない」と当初想定していた以上のことに手を出して、結局失敗してしまいます。自動車には必ずブレーキがついているように、止まる方法を備えていなければ、無駄に走ることがなくなります。 それに、人が最大使える時間は、1日24時間しかなく、その中でできることは限られています。あれもこれもすべてやる時間など、はじめから与えられてはいないのです。しかし、たくさんのやりたいこと、やれそうなことの中からそのときに必要なものだけを選び出すことができる人など、中々いるものではありません。だから、最初にやらないことを決めておくことが大切なのだと考えています。
「人の個性を尊重することで、その人でなければならないビジネスを追求する」という経営理念には、どのような想いが込められていますか
人は誰しも苦しい経験をするものです。 私もこれまで数多くの苦しい経験をしてきました。でも、そんな時に助け合える人が身近にいるだけで、間違いなく大きな支えになります。そんな環境を会社のメンバー同士で持てたらと「ノウブル株式会社」を立ち上げました。 今後も事業はどんどん大きくなっていきますし、会社規模も益々大きくなっていきます。ですが、どんなに大きくなっても理念は社員と共有していきたいですね。 また、社員には自分の成長のため、今よりも将来の自分がより良くなっているために会社を利用してほしいとも思っています。そう考えるからこそ、社員が成長できるフィールドを用意するために全力を尽くそうと思っています。
「社員に期待することは何でしょうか」
愚直であってほしいと思っています。人はそれほどバカではありません。一緒に仕事をしている人間が気持ちを込めて取り組んでいるかどうかは、思っている以上に伝わるものです。 それに、真面目に取り組むことは地味ではあっても、成長への一番の近道でもあります。真面目に取り組むからこそ、成果を出そうと必死に頭を使うはずです。それによって、1つひとつの経験から何がしかのものを着実に得ることができ、その積み重ねが人を成長させてくれると思っています。だから、愚直に仕事に取り組み、少しでも多くの経験を積み上げて、厚みのある人間になってほしいと思っています。 ただ、これは期待していることとはちょっとニュアンスが違います。期待するということは、何か見返りを求めているように思われがちですが、私にそういった考えはありません。社員には好きなように個性を発揮してもらって結果的にノウブルという器を通して成長するとか、夢を叶えられればいいかなと思っています。
グローバルの視点を大切にしている理由を教えてください。
日本だけ見ていては、いずれ通用しなくなる時代が必ずくるからです。人口が減少していく日本のマーケットは間違いなくシュリンクしていきます。人が減っていけば、切磋琢磨し合える優秀な人材も減少していきます。中国やインド、アメリカで優秀なエンジニアが次々と誕生してくるのは、人口が多く、互いに高め合えるライバルが周りにいくらでもいるからです。 現状、すでに日本が世界に後れをとっているITエンジニアリングの領域では、その傾向がますます強くなっていくはずです。そんな状況下で、国内しか見ていなければ、将来的な成長は望めません。国内市場がシュリンクしてメインの市場が世界へと変わったとき、厳しい現実にぶつかることになってしまいます。 そんな事態に陥らないためにも、今からグローバルな視点を持って、自分を高めていく必要があるのです。それは、企業も一緒だと思っています。
最後に、応募者へのメッセージをお願いします
先ほども話したように、日本の市場はシュリンクしていきます。かつてGDP世界2位だった日本という国は、ますます順位を下げていくでしょう。国内だけを見ている限り、IT業界も世界に追いつくことはできません。だから、世界に目を向けて、自分が成長できる環境や機会を一緒に創っていきましょう。 ノウブルは本格的に稼働してから4月で8期目になる、まだまだ若い会社です。人数規模も、これから益々大きくなっていく事でしょう。だからこそ、社員自身が個性を発揮し、一丸となって会社を作っていく。その経験も自分の実にしてしまう。そんな方を待っています。 是非一緒に、おもしろいことをやりましょう!