福岡オフィス代表・杉野 知大氏 IT業界で数社を経験。クライアントサーバ系の開発等、多様な経験を持ち、電力システム開発においてはPGからPL、PMまで15年以上のキャリアを持つ。前々社で山本代表と知り合い、前社を辞めて独立しようと、山本代表に挨拶に行った時に入社を打診された。山本さんの人柄や社風に魅力を感じたこと、また技術者としての幅を広げることができそうだと思えたことから2017年4月にベスト・プラクティスの一員に加わった。

中途入社でベスト・プラクティスに加わった杉野さんから見た、山本代表の魅力を教えてください。

とてもフワッとした人です。その雰囲気が社内にも広がっているのか、ベスト・プラクティスにギスギスした印象はありません。こちらが提案したことを頭ごなしに否定することはないですし、業務についても、福岡オフィスの運営についても任せてもらっています。しかし、曲がったことや不義理に対してはビシッと言うところもあって、信頼できる代表です。 社員のこともよく見ていますね。20名を超えた今も、代表自ら社員一人ひとりと面談しています。また、キャパシティを大きく超えるような仕事の配分はせず、能力を見極めながら任せる仕事量を調整する細やかさもあるので、無意味に疲弊していくようなこともありません。それだけしっかりと社員を見ているので、自分の居場所で適正に評価してもらえるという安心感もあります。実は、転職当初はしばらくいたら辞めようと思っていたのですが、居心地が良くて、今はそんな気持ちはなくなりました。

事業面における魅力や強み、課題について教えてください。

強みは何といっても『Salesforce』に特化していることでしょう。高い専門性が武器になるだけでなく、セールスフォース・ドットコム社との関係性も強いものがあるので、「まずはベスト・プラクティスさんに相談してみよう」という雰囲気が生まれつつあります。また、『Salesforce』の向いている先がIoTということもあり、この先10年間程はニーズがなくなる心配もなさそうです。『Salesforce』と『Pardot』の両方に精通しているパートナーは数少ないそうで、当社がカバーできている機能やツールの幅が広い点も競合優位性に繋がっています。 しかし、カバーできていない機能がまだまだあるのも事実で、今後一層多様化していくお客様のニーズにワンストップで応えていくためには、プロフェッショナルとして、お客様に自信も持って提案できる機能等の幅を広げていくことが課題といえるでしょう。さらに、長期的スパンで経営を考えた時、『Salesforce』一本勝負ではなく、他のシステム、他のサービス等の事業領域を拡大していく必要もあると感じています。

具体的な施策は決まっているのでしょうか？

まだ私の考えでしかありませんが、BPアカデミーは一つのきっかけになるかもしれません。例えば、卒業生を様々なプロジェクトに派遣する仕組みをつくれば、社員一人ひとりが各プロジェクトで培った経験や知見を持ち帰り、そこから新たな企画が生まれるかもしれません。このように、『Salesforce』という確固たる軸は維持・拡大しながら、将来に備えて『Salesforce』以外の視点や発想を会社の中で育て、“できること”の根を広げていくべきだと考えています。 いずれにしても、現在は人員を増やしながらセールスフォース・ジャパン社からの依頼に十分応えられる体制を整えて、「ベスト・プラクティスは頼れるパートナーである」という認識をゆるぎないものにしていく必要があります。幸い、福岡オフィスも九州を中心に山口や京都、大阪辺りまで数多くの依頼をいただいているので、その期待を裏切らないよう、お客様と真摯に向き合える組織をつくっていきたいと思っています。

ベスト・プラクティスの社員は、どのようなタイプの人が多いですか？

優しい人が多いですね。まじめで困っている人を放ってはおけないタイプの人ばかりです。だから、新しい人でも質問しやすい雰囲気がありますし、社員同士が互いに補完し合える関係性もあります。それに、「やってみなはれ」の精神が根付いているので、何かに挑戦したい時も背中を押してくれます。 ただ、シャイな人が多いので強く自分を押し出したり、我を通したりする人はいません。ユーザーのフロントに立つのが苦手という人もいるので、お客様とのコミュニケーションを楽しめる人に加わってもらえると嬉しいですね。とはいえ、人には個性があり、多様性のある組織の方が強いので、一方向に偏った人材ばかりを揃えるつもりはありません。局面毎に「できる人」がカバーし合えるチームが理想です。

最後に応募者へのメッセージをお願いします。

当社は、セールスフォース・ジャパン社から直接受託しているプロジェクトばかりなので、エンドユーザーと一緒につくり上げていく醍醐味や、やりがいを実感できます。しかも、相対するお客様は、社長や事業部長等の経営層が多いため、高い視座でビジネスを考える力を養うことができます。大規模プロジェクトでエンドユーザーと触れる機会もなく、プログラマーとして働いている場合よりも2～3倍の人生経験を積めるはずです。将来のキャリアアップを考えた時、かなり魅力的な環境ではないでしょうか。 ただ、こういった環境を活かすには、良かれと思ったことについて前向きに動ける能動的な姿勢や、間違いを率直に受け止めることのできる素直さが欠かせません。その点を踏まえた上で、「我こそは」と思った方は、是非仲間に加わってください。お待ちしています。