ご略歴をお教えください。
大学の理学部に在籍していた時に、個人でホームページ制作を受託している知人に誘われ、起業に加わりました。2年ほど地元である滋賀県の飲食店等のホームページをひたすらつくるという仕事に没頭し、結果的に大学は2年間留年した挙句、退学しました。その後結婚することになったのですが、事業が立ち行かなくなって、三人程度のWebサービス会社に入ってプログラマーのアルバイトをします。そして、子供ができたところで安定した収入を確保しなければならなくなり、2011年10月に当社に拾ってもらった、という経緯です。 以来、今日まで10年以上続いていますが、その要因としてはお客様も含めて人間関係に恵まれ、居心地が良かったことが大きいですね。また、特定のメインクライアントの同じWebサイト構築の仕事であっても、そのサイトが大規模で新しいタイプの案件を次々に振ってもらえたことや、上流工程から下流工程まで全てにガッツリと関わるので、飽きることがなかったのです。転職する必然性がなかった、という感じでしょうか。それ以上に、自らのキャリアの幅が広がるやりがいがありますね。
坂井さんの業務内容と仕事観をお聞かせください。
プレイングマネージャーとして、相当な割合で自らエンジニアリングを手掛けています。メンバーにこういう仕事をやってもらうという明確な基準はありませんが、成長を考えてあえてワンランク難しいタスクを振り、その仕事ぶりを見てフォローアップするといったことが多いですね。その際に心掛けているのは、メンバーのやり方を尊重すること。「そんなやり方ではダメだ」といった否定をするのではなく、「そういうやり方があるかもしれないね。でも、こうやるともっと早くできるよ」といったようにアドバイスしています。 仕事には責任が伴い、緊張感も伴うもの。だからこそ、得られるものがあると思います。また、お客様や関わるメンバーと良好な関係をつくり、高い成果に繋げるといったことは、プライベートにおける人間関係づくりにも大いに役立つでしょう。仕事はそんな人生訓を学べる貴重な機会だと思っています。
チームメンバーに対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。
そんな仕事に主体的に取り組むことを通じて、自分の意思や考え方を仕事でも表現することを意識してほしいと思います。なぜならば、受動的な人生ではつまらないと思うからです。仕事を含め、あらゆる人生において何者かに流されるのではなく、生きたいように生きることがハッピーなのではないでしょうか。 その点、当社での業務はエンジニアでもお客様と折衝する機会が多いので、多くの人と関わりながら自分の意思を通し、やりたいことを折り合いを付けながらも成就させていくスキルやマインドが身に付くように思います。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
小学校5年と3年の娘がいて、家族全員がテーマパーク好きなので、毎月のように京都の自宅から大阪のUSJに行き、1年に1回は東京ディズニーランドに行っています。子供達だけでなく、私も妻も大いに楽しんでいますよ。
読者へのメッセージをお願いいたします。
当社は、Web領域の技術はほぼ網羅していると思います。選択肢が非常に多いので、Web系に関わるエンジニアとしてキャリアの幅を広げたいという人には、まさしくうってつけの職場ではないでしょうか。 また、メインクライアントはHR業界の大手であり、同社の運営するWebサイトの構築や運用に関わることを通じて、多くの人々の人生を変える仕事をしていると言えます。当社では、そんなWebサイトの企画段階から深く関わっているので、どうすれば世の中の働く人々によりインパクトのある情報を届けるか、考えて工夫する機会に恵まれています。そういったことを考えることが好きな人にも向いている会社と言えるでしょう。是非アプローチしてみてほしいと願っています。