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インタビュー画像取締役 COO兼CFO 城野 洋一氏 キャリアの大半で新規事業開発を手掛けてきた経営のプロ。総合商社での新規事業開発を皮切りに、米国でベンチャーキャピタルファンドを創業。その後、IT企業の経営を経て、CBAに取締役としてジョイン。CBAの創業者であるCEOの宇佐見氏とは、20年来の友人。CBAの立ち上げに際しても、社外取締役として事業計画の策定から参加。数々の新規事業を開発してきた手腕を発揮して、資源循環型社会の実現を目指す。

CBAにジョインするまでの経歴は?

キャリアのスタートは、総合商社の情報産業本部での新規事業開発。数々の事業を手掛けました。その後、アメリカ駐在中に仲間と一緒に起業し、ベンチャーキャピタルファンドを立ち上げました。その時の仲間の知り合いが、当社代表の宇佐見でした。その当時は、一緒に仕事をすることはありませんでしたが、知り合ってから20年以上、友人として親交を温めてきました。 日本に戻り、引き続きベンチャーキャピタルファンドの経営を続けましたが、投資先の会社にジョインすることに。検索エンジンを開発する会社でしたが、そこの代表取締役として経営を行いエグジットまで会社を導きました。直近はIT企業で新規事業と海外事業の統括をしていました。 環境ビジネスや廃棄物業界の仕事に関わった経験はありませんが、当社代表の宇佐見からあれこれと話は聞いていました。資源循環社会の実現をサポートする事業を立ち上げるということで手伝うことにしました。当初は、社外取締役として事業計画を一緒に作りましたが、事業が本格的に走り始め、やることが増えてきた2022年4月にフルコミットすることになりました。

CBAではどんな役割を担っていますか?

CBAでは、宇佐見と一緒に経営全般を担当しています。大まかな役割分担としては、宇佐見はCEOとして業界内のネットワーク作りや営業に集中し、私はCOOとCFOを兼務し、各社とのアライアンスを進めたり、新規サービスの企画開発や、財務・経理を含めた会社の運営全般を担当したりしています。いつか社会貢献に繋がる事業に関わりたいと思っていたので、ここから数年はCBAで資源循環型社会の実現に向けた事業で、社会貢献をしていきたく思っています。 廃棄物処理業界は大きな転換点を迎えています。これまでは、ゴミは適切に棄てるものだったのが、これからは、いかにゴミを資源として活用するかという時代になります。廃棄処理とリユース・リサイクルではワークフローが全く異なり、資源循環のためのデータは誰も持っていません。これは、大きなビジネスチャンスでもあります。CBAはまさにそこへ分け入ろうとしています。

資源循環型社会の実現へ向けた事業戦略は?

資源循環型社会を実現するにも、そもそもデータがなく、ワークフローも確立されていません。CSRやESGの観点で、大手企業が独自にリユース・リサイクルを進めているのが現状です。それでは、本格的な資源循環社会は訪れません。大手企業の取り組みをデータ化して、地方も含めた中小企業が参加できる枠組みを作る。CBAがチャレンジしているのは、日本で誰も着手していない、本格的な資源循環社会の実現へ向けた、具体的なサービス展開です。 事業戦略としては、『CBA wellfest』をビジネス展開しながら、データ収集を進めていきます。次のステップとして考えているのが「環境与信」。企業が取引先を選ぶ際に「財務与信」をチェックするように、環境に対する取り組みを企業が経営判断に取り入れる世界を構築していきます。 既に大手企業を中心に、原材料のトレーサビリティ等、サプライチェーンのチェックは始まっています。とはいえ、廃棄物処理に関しては、まだ本格的にリユース・リサイクルが進んでいるとはいえません。サーキューラーエコノミーを推進するヨーロッパを見るに、日本においてもリユース・リサイクルが進むのは必然の流れ。当社が他社に先んじて地域資源循環のプラットフォームを作り上げ、地域の発展に貢献しながら、世界規模の課題解決にもチャレンジします。

CBAをどんな組織にしたいですか?

CBAはIT企業です。今後、ビジネスの拡大に合わせてメンバーを増員しますが、その半数以上はエンジニアだと考えています。廃棄物の情報をデータ活用してビジネス開発するのは、エンジニアの仕事。自社でサービス開発するだけに止まらず、環境問題に携わりたい人に対して、ビジネスで環境問題の解決に向けたサービス開発する方法を提示していきたいと考えています。 当社で働くエンジニアにも、環境問題の解決をビジネスにするノウハウを学んで、次のキャリアにステップアップしてほしいと願っています。もちろん仲間として長く共に働きたい気持ちはありますが、それ以上に、日本で資源循環型社会を実現するために、資源循環に精通した人材を社会に輩出する会社でもありたいと考えています。自分でサービスを立ち上げる等、当社で学んだことを生かして、業界で大いに活躍する人材になってください。 スタートアップなので自発的に動ける人材を歓迎します。チームワークができる人、環境問題に興味を持っている人なら、一緒に学びながら働けると思います。環境に関するドメイン知識は、入社後にキャッチアップできます。本気で資源循環型社会の実現を目指す人材と働きたいです。

城野COOにとって「仕事」とは?

私にとって、好きなことをしてお金を稼ぐのが「仕事」です。これまでも、興味があることを仕事にしてきました。新規事業の立ち上げと育成を様々な立場で何度も手掛け、色んなことを経験して、今があります。それぞれどれも楽しかったですが、ベンチャー企業の経営がとりわけ面白かったですね。何もないところから仲間と一緒に作り上げる喜び。大企業での仕事も規模が大きくて楽しいものですが、何かことをなすためには、色々と動かさなければならないことも多く、スピード感を持って仕事を進められるベンチャーでの仕事を楽しく感じました。CBAにジョインして、ベンチャー企業を大きくする仕事を再び経験できるのが楽しみです。 環境与信にまつわるデータを取得して、どこで誰がどんな廃棄物を出しているか可視化。すると循環型社会への道も具体的に見えてきます。あとは企業やビジネス、サービスのマッチングを進めて、廃棄物を資源にする流れを作り、そのためのデジタルインフラを当社が作ります。

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