スーパーナースの情報システム部の仕事は?
情報システム部の仕事は、スーパーナースのIT全般にわたります。Salesforceの開発・運用や、新規システムの開発、社員が使うPCのキッティング、ヘルプデスクの役割も担っています。 当社は、私が入社する前からSalesforceを導入していました。取引先に当たる病院や介護施設の情報だけでなく、求職者である看護師の登録情報、そして求人情報もSalesforceに紐付いています。求職者の情報と求人情報が同時に管理できるため、契約の進捗が一目で分かり、看護師派遣の事業をスムーズに進めることができ、サービス運営に携わるスタッフの業務負担を軽減しています。 派遣業はマッチングサービスですが、システムが充分に整備できていないところもあり、アナログなやり方が色濃く残っています。今後は、システムへの投資を増やして、デジタル化や省力化できるところは積極的に変えていきたいと考えており、看護師派遣のマッチングを効率良くできるようにしていきたいです。
情報システム部として今後の展開は?
情報システム部としてやらなければならないことは、二つあります。一つは現在のシステムを改修し、効率的に運用することです。看護師派遣の世界は法律で規制されていることも多く、その法律も時代に合わせて改定されます。情報システム部では、法律が改正された際に、現行のシステムを新しい法律に合わせて作り変えることも求められます。もう一つは、看護師派遣業務を効率的に進められるように、システムを新規開発することです。 長年使い続けてきたシステムなので、増改築が多く、お世辞にもきれいに整っているとは言えません。どこかのタイミングで、システム全般を整理するプロジェクトも必要です。土台固めをすることで、新しいシステムを導入した際も安定稼働が見込まれ、セキュリティーの観点でも安心してシステムを使うことができます。会社としても、より一層のシステム化を考えており、情報システム部が果たす役割は今後も大きくなります。
エンジニアを増員する背景は?
会社が情報システム部に大きな期待を寄せているので、エンジニアを増員してそれに応えたいと考えています。今も複数のプロジェクトが並行して動いている状態なので、エンジニアの仕事は沢山あります。Salesforceの開発や運用は自社エンジニアが担当していますが、新規システムの開発は外部ベンダーに依頼しています。当社のエンジニアは社内の関係部署からのヒアリングをまとめて要件定義をし、それをベンダーに伝え、プロジェクトの進行管理やクオリティーコントロールを担当します。SI業界でいうところの上流工程の仕事です。 情報システム部が発足して、まだ5年も経っていません。今後を見据えた組織整備も進めていきます。これから入社するエンジニアも一緒に、組織化を進めていきたいと考えています。当社には個々の人材に仕事を任せて、自由に働いてもらう社風があります。エンジニアにもいろんなことに興味を持って、あれこれとチャレンジしてほしいです。まだ組織として固まっていないことから、エンジニアは様々な仕事をお願いすることになります。それを経験値としてポジティブに捉えて、自らの成長の糧にしてほしいです。現在は、組織を大きくするためのコアメンバーを集めています。
スーパーナースの社内カルチャーは?
まずはやってみよう!という考え方をする会社です。スキルを伸ばしたいエンジニアは、どんどんいろんなことにチャレンジしてください。私は生粋のエンジニアではないので、開発に関してはエンジニアに任せていきたいと考えています。これまでの経験を生かして、看護師派遣というニッチな業界で、看護師不足という社会課題の解決に向けて知恵を絞ってください。 エンジニアは技術職なので、技術に関する経験を発揮してほしいです。開発ができるエンジニアに運用をさせるのは適材適所とは言えません。それぞれのエンジニアのスキルを把握した上で、最適な配置を実現したいです。 エンジニアが働きやすい環境を整えるのが、マネジメントの役割だと考えています。とはいえ、あれこれ管理して窮屈な働き方にならないようには気を付けています。エンジニアには開発に集中してほしいので、いろんな仕事を振らないように心掛けています。
スーパーナースのエンジニアが感じられるやりがいは?
看護師の新しい働き方の一つとして看護師派遣がより定着化できれば、看護師不足解決につながると思います。生活の関係で常勤では働けなくても、スポットでなら勤務できる看護師は沢山います。派遣で働くにも、どこかの会社が管理しなければならず、スーパーナースは業界のパイオニアかつリーディングカンパニーとして、看護師派遣を広めるために企業努力を続けています。情報システム部の役割は、ITシステムで、より効率的に業務を進められるようにサポートすることです。 目の前に発注者がいるので、開発の結果はダイレクトにフィードバックされます。良いシステムを作れば喜んでもらえるし、問題があればすぐに指摘してもらい、改善することができます。その意味では、ウォーターフォール型の開発というよりも、アジャイルに近い開発かもしれません。ユーザーである社内の関係各所で働く人材や、登録している看護師からの要望を聞いて、技術の進歩をキャッチし、常に会社が前進するためのエンジンとなるのが情報システム部です。