Liblockに入社するまでの経歴は?
新卒でIT業界に入り、そこから20年以上エンジニアをしてきました。最初に入った中小のシステム開発会社で15年働きました。郵便局のシステムを長く作っていた会社で、郵政民営化に合わせて事業範囲を広げていました。私が入社してから退職するまで多少の波はあったものの、概ね30名規模で推移していた会社です。 私は栃木県出身で、社会人になったのが就職氷河期と呼ばれた時代。栃木ではITエンジニアの仕事が少なかったので、東京に出てきた過去を持ちます。チャンスがあれば地元の栃木に帰りたいと考え、15年間働いた会社を辞めようと考えていました。 会社を辞めたかったのですが、当時関わっていたプロジェクトは完遂したい思いがあり、当時パートナー会社として一緒に働いていた当社代表の大塔が所属していた会社に移籍して、プロジェクトへの参加を続けることにしました。
Liblockに入ったきっかけは?
当社の創業者である大塔とは、2008年に同じ現場で働いたのがきっかけで知り合いました。転職した会社で一緒に働くことになったのですが、大塔が独立することになり、私もプロジェクトの完遂を待って当社へ移籍することにしました。創業から半年後のジョインですが、ほとんど創業メンバーと言っても良いポジションです。 当社に入社して最初の案件は、消費者金融の系列会社で、知り合いがプロジェクトに関わっていて、その繋がりでプロジェクトに参画することに。1年間参加したものの、その後の広がりが見えずに、そのプロジェクトからは外れました。一人で参加している分には上手くいっていたのですが、チームで入れる会社を優先するという会社の意向に合わせた形です。 SESとはいっても、エンジニアを単体でクライアントの現場に送らないのは、当社のスタイルです。10年後、20年後まで会社を存続させるための戦略であり、エンジニアにとってもクライアントと人間的な繋がりを大切にした関係を構築できるので、安心して働くことができます。
Liblockはどんな会社だと思いますか?
当社は、意見を言いやすい雰囲気がある風通しの良い社風の会社だと思っています。代表はフランクで話しやすい人ですし、他のメンバーも気さくな人が多い印象です。自分のキャリアに関して、社内で発信すれば、会社はその人が望むキャリアを構築できるように、案件を探してくれます。なるべくクライアントを絞って事業を進めるスタイルの会社ですから、希望するキャリアをすぐさま得られるわけではありませんが、会社はエンジニアの希望や思いを汲み取ろうとしてくれます。 今後はエンジニアが技術一本でキャリアを構築するのは難しい時代になると考えています。上流工程をしっかりとできるエンジニアが、今後も求められると思います。日本は海外とは違ってSaaSやパッケージよりもテーラーメイドのスクラッチ開発が好きです。要件定義や設計ができるエンジニアは、今後も重宝されるでしょう。当社でなら上流工程にチャレンジできる環境があるので、スキルを伸ばしたいエンジニアには最適な職場だと思います。
Liblockの働き方を教えてください。
エンジニアですから、システムリリースの際等には、高稼働になることはあります。ただ、年中残業のような状態になることは決してないです。家庭を優先することもできますし、現場での仕事量が手に負えなくなったら会社に相談することができます。クライアントを絞っているため、同じ現場に自社エンジニアが働いているので、客先で孤立するようなこともありません。 高稼働を放置してエンジニアが潰れてしまっては、誰にとっても損害になります。そうならないように事前に察知してクライアントとも話し合って、未然防止に努めます。クライアントを大切にするといっても、自社エンジニアを守ることを優先します。そもそも、クライアントを選んでいるため、理不尽な要求をされることがなく、クライアントもこちらの事情を汲んでくれます。 代表がエンジニアなので、現場で働くエンジニアの気持ちを理解してくれます。だから、困ったことがあれば会社に相談しやすい雰囲気も醸成できているのだと思います。
最近、興味を持っている技術トピックは?
ChatGPTを開発の現場でどう活用するかに興味を持っています。ChatGPTが登場してプログラマーの地位が脅かされています。プログラマーの職がなくなる日はまだ遠いかもしれませんが、ChatGPTを活用しないプログラマーは生き残れないと思います。ChatGPTで大枠のコーディングをして、最後に人間が修正を加える流れになるかと予想しています。ChatGPTの動向はエンジニアにとって死活問題にもなり兼ねないので、アンテナを張っています。 当社は“潰れない中小企業”を目指しています。代表や経営層の人達と話をするのですが、IT業界では10年以内に潰れる会社が沢山あります。当社のコアメンバーは代表と同世代の40代ですが、社員の多くは20代、30代の若いエンジニア。彼らが定年になるまで会社を存続させるのを考えると、40年以上継続できる経営基盤を作る必要があります。時代の変化に合わせて会社の形は変わるかもしれませんが、50年、100年続く企業の土台を私達第一世代で作り上げたいと考えています。