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インタビュー画像代表取締役社長CEO 兼 CTO 曹 暉氏

フィーチャ株式会社にジョインするまでのキャリアは?

中国・南京航空航天大学でコンピュータサイエンスを学び、卒業後は組み込みエンジニアとして中国のある通信メーカーでエンジニアをしていました。3年間働いて、日本に留学。名古屋大学大学院の情報科学研究科で画像認識及び機械学習の研究を始めました。当時は今のようなAIのオープンソースが少なく、使えるデータも限られていたので、全部ゼロから作り上げるイメージで、苦労しながら画像認識の研究を進め、2007年に博士課程を修了しました。 博士号取得後、独立行政法人理化学研究所を経て、株式会社豊田中央研究所に入社し、歩行者等の物体認識に関する研究開発に携わりました。その後、2010年に東京にある画像処理ベンチャー企業に転職し、画像処理関連の製品開発に従事しました。そこでライセンスビジネスについても学ぶことができました。これは現在の当社のビジネスモデルに近く、その経験が今に活きていると思います。開発した技術がライセンス化されて、ライセンス収入が会社に入るのを見ていると、会社に貢献しているのが実感できました。

フィーチャ株式会社に入社したきっかけは?

2012年、当社の前身となるクワンタービュー株式会社に移籍し、画像認識事業を立ち上げました。2015年、現在の社名に変更するとともに、3D計測装置やレンズ検査装置事業を分離させ、画像認識事業にフォーカスする体制をつくりました。 前身のクワンタービューを創業したのは、脇健一郎という事務機器等を手掛ける会社出身のエンジニア。レンズ検査装置、3次元計測事業を展開した会社に私がジョインしたことで、画像認識の事業がスタートしました。 いつか起業して自分の技術力で世の中に貢献できる会社をつくりたいと考えていましたが、前身会社のクワンタービューに入って、その会社の事業変更で現在のビジネスの形がつくれたのは幸いだと考えています。自ら起業していれば、技術以外に多くの時間と労力を割かなければならなかったかもしれません。営業面を脇に任せて、私は技術に集中することができたので、短期間で現在のポジションに就くことができたと思っています。

CTOとして、どんな役割を担っていますか?

CTOの役割は企業によって異なると思いますが、私は当社で三つの役割を担っていると考えています。一つは、若手エンジニアの育成とマネジメント。サッカーチームのコーチのような役目です。毎日、若手エンジニアの仕事状況を聞いて、アドバイスを与えたり、時には一緒に問題を解決したりします。若手エンジニアを育てる名目で、今でもコーディングをしています。 二つ目は、開発の方向性を定めることです。テクノロジードリブンに走らず、当社の技術で何ができて何ができないのかを、しっかりと見極めて判断するのが極めて重要。当社はTechカンパニーなので、開発の方向性は事業・ビジネスの向かう先でもあり、とても大切な判断を担っています。 三つ目は、お客様との直接コミュニケーションを取ることです。お客様の視点で当社技術や製品に対する具体的なフィードバックを直接受け取ることが非常に重要であり、お客様との信頼関係が深まることも可能です。

仕事をする上で大切にしていることは?

失敗を恐れず積極的にリスクをテイクすることです。失敗から学んで次の挑戦に生かせれば、それは失敗ではありません。成功への過程の一つです。失敗から何も学ばないのはいけませんが、試行錯誤を繰り返すのは素晴らしいことです。私は試行錯誤のスピードは、成長のスピードとイコールだと思っています。試行錯誤をどんどんすれば、それだけ早く成長できます。ですから、失敗を恐れずにチャレンジし続けることこそ、仕事をする上で大切なことだと考えます。 私自身、日々試行錯誤を続けています。最近だと、生成AIを取り入れようと試行錯誤しています。そのために、業務でChatGPTを活用。新しい概念や抽象的なことを理解する時に、ChatGPTにまとめてもらいます。当社でも生成AIの研究開発を進めており、生成AIと画像認識を上手く繋ぎ合わせることで、今後新しいサービスやソリューションに繋げられるかもしれません。私たちは非ディープラーニングの機械学習から始め、ディープラーニングの時代に入って、新しい技術を取り込んで自社の成長に繋げてきました。生成AIが登場した今、また新たな技術を取り込んで成長する局面を迎えました。これからも試行錯誤を続けて、会社の技術力を強化し、それを生かした社会貢献ができる企業であり続けたいと考えています。

画像認識を仕事にする「やりがい」は?

来日してから20年以上、画像認識に携わってきました。最初は研究テーマとして、その後は製品を開発する仕事に移りましたが、全く飽きたと感じることはないです。特に、当社で先端技術を生かした製品を開発することは、非常に大きな達成感を得られます。 画像認識は今後も社会の進歩に大きな貢献をする分野です。当社がメインにしているモビリティ領域だけとっても「自動運転」という大きなトピックがあり、画像認識の技術はどんどん進歩しています。自動走行の安全性だけでなく、車内のユーザビリティも今後のポイント。単なる安全だけでなく、快適なスマート移動を実現することも、モビリティ領域の画像認識には期待されています。当社でもDMS(ドライバーモニタリングシステム)を活用して、スマートモビリティに貢献したいと考えます。 当社は裏方の会社なので、なかなか表に出ることはありませんが、モビリティ領域に携わる人なら誰もが知る企業になりたいです。そのためには、技術をより磨き、自動車業界で存在感を示し、関係者から尊敬される会社にしていきます。

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