御社の2代目社長として、今までで一番苦労したことは何でしょうか
私の代で、当社のメイン事業は技術者派遣(SES)から受託開発(SI)へと変わりました。企業の方向性を変えて、しっかりと確立させるまでがやはり大変でしたね。実に15年掛かりました。受託開発を全うするには、技術力だけでなく自社の営業力やマーケティング力、プロジェクトでのマネジメントスキルも必要です。そのためには社外パートナーとのしっかりとした連携も欠かせません。そして何より、企業の方向性を変えるには社員のマインドを一つにすることがとても大切です。 ですが私たちには確かな技術力がありました。その技術力を信じ、企業の新たな強みを探す挑戦だったのです。会社を一つにしていくプロセスは険しい道でもあり、充実した日々でもありましたね。
会社の大きな変革期を経験されたのですね。そんな小河原様にとって、お仕事とは?
「人生を豊かにしてくれるもの」ではないでしょうか。私は、仕事を通じて多くの学びを得られたと思っています。仕事を通じて新しい技術や知識を次々と学べますし、沢山の人脈を作ることも出来ました。組織運営を通じて自己について考える機会にもなりました。その中で私自身、大きく成長できたと感じています。 仕事の中で大切にしているのは、現状に満足せず、積極的に新たなチャレンジをすること。また取り組んだことはPDCAを回して改善すること。社内でもよくこの話をしていますが、企業として少しずつシフトチェンジしていくためにも、この姿勢はとても重要ですね。現在のメイン事業でもあるマイグレーションも、もともとはバブル崩壊後の激動の中で生き残るための大きな挑戦で、その後改善を繰り返してきて今があります。 現在は各部門のメンバーやマネージャー層を信じて仕事を任せつつ、5年後・10年後に向かって、皆と一緒に新しいチャレンジも始めています。
同じ方向を目指して頑張るメンバーに対して思うことはありますか
ありがたいことに、進化を止めない当社へ皆力を貸してくれるのです。私の思いについてきてくれますし、反対に「ここは変わるべきではない」「このようにしたらどうか」と率直な意見を伝えてくれることもあります。会社は会社のためだけでなく、働く一人ひとりのメンバーのためにもありますから、このようにして皆で組織作りできることは誇りです。 一方で、個々のスキルやマインドにはまだまだ伸びしろがあると考えています。例えばラグビーだって、皆で勝利を掴むためにチームワークを発揮しますが、それは個々人の高い知見や能力があってこそ。そしてそれは一人ひとりの成長にも繋がります。資格取得支援制度なども豊富に用意していますから、ぜひ活用してほしいですね。
一人ひとりの力が大切なのですね。応募を考えている方へのメッセージをお願いします
そう、一人ひとりの力がチームの力となり、チーム一つひとつの力が当社全体の大きな力になるのです。ぜひ新たな知見も吸収しながら、あなたの才能も存分に発揮して、仲間と一緒にどんどんミッションをコンプリートしていってください。プロジェクトを完遂したときに仲間と喜び合えるのも、チームワークの良さを感じる瞬間です。「次はこんなことに挑戦したい」なんて今後の夢も生まれたりしてね。 マイグレーション事業をはじめ、当社ではIT業界でも一味違ったサービスを展開しています。他の企業ではなかなか味わえないことが経験できると自信を持って言えます。そんなチャレンジを楽しめる方をお待ちしています。
最後に、小河原様のご趣味などをうかがえますでしょうか
ずっと続けている趣味は二つありますね。まずはトライアスロンです。平日も週2回ほどは早朝にスイミングへ行って、仕事の後にランニング。ロードバイクは休日にまとまった時間を取って、思い切り走っています。 また休日は蕎麦打ちも楽しんでいます。もともとは知り合いが作る蕎麦の大ファンで、「自分で打てるようになりたい」とお願いし、今も月2回ほど教えてもらっているのです。年末は家族だけでなく近所の方々にも年越し蕎麦をふるまうため、50人前くらい作っていますよ。 かつてのIT業界は仕事一辺倒のようなイメージがあるかもしれませんが、今の当社はそんなことはありません。こうして仕事もプライベートも楽しめています。