エンジニアリング事業部・事業部長・湯浅 圭介氏
2013年6月にシステムワークスジャパンに入社。3年目に参画した官公庁案件で初めてID管理に携わる。翌年、Oktaの導入を推進するクライアントのコンサル事業に携わることに。その事業からID管理を考える経験を積むことができた。
このあたりを転機に数々の実績を上あげ、2020年に課長、2024年１月から事業部長となる。アイデンティティ情報管理にエンジニアとして携わる面白さや、やりがいは何でしょうか？
デジタルアイデンティティ分野自体が最近盛り上がっている点が挙げられます。IT投資の基点としてまずはIDを見直す、整備される企業様が多いです。 ID管理・統合認証サービスについては、当社も数々の導入実績があります。ただ、こういったサービスは製品の設計思想や標準化の観点が強いため、日本企業の独特なアイデンティティ情報管理のユースケースを十分に満たせないことが多いです。運用を変えるのか、製品使い方で大要点を探るのか、それぞれに応じた利便性とセキュリティのバランスのすり合わせが必要です。これまで十数年にわたり数多くの実績を築いてきた当社は、ここに強みを持っており、導入事例や過去検討をふまえた提案と実装ができます。 ID管理・統合認証というあまり意識されないサービスですし、導入する立場の方は事例なども目にする機会は多くはないと思われますが、私はそういったものにこそ、こだわりをもって提案ができることに喜び、やりがいを感じます。
ノウハウがあるメリットは何ですか？
最適なルール設定の引き出しも多いので、工数を短くしたり、ユーザーにとってどう言ったものが喜ばれるのかを前提に設計することができます。また、何かトラブルが発生した場合も早い段階で気付けるので、大事になる前に対処でき、お客様から喜ばれますね。 自慢になるかは分かりませんが、多くのトラブルケースをすでに経験済みという点は大きいと思います。 また、アイデンティティ情報管理分野に特化して長く事業を行ってきたことで、社内には豊富な知識と経験を持つスペシャリストが何人もいます。部署間の垣根もなく、質問しやすい雰囲気があるので、社内のナレッジを学びやすい環境もありますので、アイデンティティ情報管理分野のエンジニアとして高いスキルを磨くことができるはずです。 この分野に集中して専門にしている会社は多くないうこともあり、お客様からは「システムワークスジャパンじゃないとできない」「プロジェクトにいてもらうと助かる」といった嬉しい言葉をかけてもらうこともあります。
湯浅さんは、飛び級で事業部長に抜擢されたそうですが。
年齢等に関係なく、実績を上げれば、それを正当に評価するのが当社のいいところの一つだと思います。エンジニアであれば、技術を学び、任されたプロジェクトで結果を出す。そのことが評価されて給与が上がる。スキルアップするために資格を取れば、資格手当が出ますし、新たな知識をプロジェクトで生かして結果を出すことができます――この循環をプラスに考えられる方であれば、自身の成長を実感しながら充実感を持って仕事に取り組むことができると思っています。 当社の資格手当は、若いエンジニアにとっては大きな収入になると思いますよ。取得した資格の内容によって手当の額は異なりますが、資格手当は最大で月に5万円でます。これは取得後に毎月出ますので、年間60万円にもなります。
事業部長として、どのようなエンジニアリング事業部にしていきたいですか？
メンバーにとっては、楽しく仕事ができる環境を整えていきたい。アイデンティティをキーワードにワクワクできる仕事をしていきたいですね。 それから、ものに触れる人、使う人達に思いを馳せて、本当に使いやすいもの、使って良かったと思ってもらえるものを追求するエンジニアになってもらいたいですね。 ID管理というと企業内で集中管理されるイメージが強いですよね。企業独自の文化が強かったりしますしね。 昨今は事業や人のつながりの多様化に伴い、一つの企業が従業員・非従業員のアイデンティティを管理することに限界がきていると思います。 他社協業やデジタル領域での信頼関係の構築のために、アイデンティティを取り巻く環境も常に変化しています。 我々はアイデンティティを中心に新しい価値観を生み出し、その仕組みを周囲に還元していきたいですね。
最後に、システムワークスジャパンに必要なエンジニア像について教えてください。
自分が何をやりたいのか、どうありたいのかを考えている人であってほしいと思っています。エンジニアは専門性が求められるため、常に新たな知識を吸収していく必要があります。それには、自分が目指す将来像を持つことが重要と考えています。 メンバー達にも「やりたいこと」「なりたい姿」をしっかりと持って、そこを目指して研鑽を積んでほしいと思っています。
