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インタビュー画像1983年、新潟県生まれ。大学卒業後、2006年に株式会社ファインドスター入社。新規事業の立ち上げ、営業マネージャー、関連会社の役員を歴任。28歳でスタークス株式会社を創業し、代表取締役に就任。創業以来、コマース(小売業)領域に特化したSaaSおよびDXサービスを提供し、顧客の売上・利益の最大化を支援。経済産業省管掌「Japan Venture Award 2019. eコマース推進特別賞」を受賞。ソフトバンク孫正義後継者育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」第6期に最終合格。

創業の想いを教えてください

この真ん中には、僕の経営のバイブルが置いてあります。特に大事な本だけを集めたこのコーナーは、経営に迷ったときや、やっぱりこれだよなと感じる瞬間に、常に手に取れるよう、10冊以内に厳選して定期的にアップデートしているんです。 その中で、一番好きな本は「ビジョナリーカンパニー」。 昔も今も、自分が経営者として何を成し遂げたいのか、何が自分の役割なのかを考えさせてくれる本。僕は、会社もプロダクトだと考えています。だから、スタークスという会社を最高のプロダクトにしたいと思っています。 創業する際、どんな事業にするのかというのも、もちろんすごく考えました。でも、先ほど言ったように、何を大切にするのか?どのような企業・文化を築いていきたいのか?を考えた時に、その答えは自然と明確になっていきました。 社名の「STARX」には、人それぞれのポテンシャルや可能性を示す「STAR」。そしてSTARを「X」、つまり掛け合わせることで、一人では成し遂げられないような大きなことを実現し、新たな価値を生み出していく。そんな会社を作りたいという想いでSTARX(スタークス)を創業しました。 そんなスタークスというプロダクトからは、素晴らしいサービスが次々と生まれ続けるようにしたい。そして、もし10年後、20年後に「ビジョナリーカンパニー」の日本版のような本が書かれる機会があれば、その中でスタークスが紹介されるような企業にしたいと思っています。 だからこそ、自分が社長として果たすべき役割は何か、自分の最大の強みは何なのか。というのは常に考え続けています。僕は、テクノロジーにも営業にもある程度の知識はあるし、プレゼンもそこそこできる。でも、これといった圧倒的な得意分野はないんです。 じゃあ、自分がなすべき役割は何なのか?どんな役割をしたいのか?を突き詰めて考えると、最高の企業というプロダクトを作り上げるプロダクトオーナーとしての意思決定や決断だなと。 これは、「ビジョナリーカンパニー」にも書かれていることですが、自分が本当にやりたいことは、まさにこれなんだと強く思っています。

社長としてのリーダーシップは?

社長としてのリーダーシップにも、いろいろなスタイルがあると考えています。時には自分が最前線で引っ張ることが求められることもありますし、時には後方から見守ることが必要な場面もあると思います。 そんな中で、自分にとってしっくりくるリーダーシップのあり方とは何か、そしてどうやってスタークスという会社をもっと広げていくかを考えたときに、社名にもあるように「掛け合わせ」というのが自分の得意分野であり、好きなことなのだと思っています。 例えば、エンジニアがこんなことを話していたなとか、営業がこんなことを言っていたなということや、お客さんからのフィードバックを聞いて、それらを結びつけていくことが得意なんです。 将来的には、自分がいなくてもそうした掛け合わせが自然に生まれてくるのが理想ですが、今はその役割を担うのが僕だと思っていますし、それをそれをやることが自分にとって楽しいし、向いているとも感じています。 だから僕は、主役として舞台や映画に出演するよりも、プロデューサーのような立場で、このキャストとこの俳優、この背景とシーンが組み合わさることで素晴らしい物語が生まれるんじゃないかと考えるのが得意なんです。それがスタークスという会社を大きくしていく上で、僕が最も価値を発揮できる部分だと思っています。 なかなか表立っては言いにくいことですが、僕は少し先の未来、つまり世の中がこうなるんじゃないかとか、この人はこういう風に成長するんじゃないかといった予感を感じ取れる気がしています(笑)。 ワンピースでいうところの見聞色の覇気を扱えるような感覚で、少し先が見えるからこそ、こういった方向に進んでみたらどうかとか、この人は今はまだ実力がこの程度かもしれないけれど、将来的にはこんな才能を発揮するんじゃないかと感じられるんです。 例えば、何か面白そうだからこの人を採用してみようとか、このお客様の話はもっと深く掘り下げる価値がありそうだとか、この技術は使えそうだといった直感が働くんです。それがすでに明確に証明されているようなことなら、もっと資金力のある大企業が手掛けているでしょうが、それらが世間に知覚される前に僕が感じ取って掛け合わせ、ビジネスとして形にするという点に、少しユニークな強みがあるのかなと思っています。 そして、何より僕は社員が自分の可能性を発揮していく姿や、お客様の可能性が広がっていく瞬間に立ち会えるのが何よりも楽しいんです。そういった瞬間に関わることに、非常に大きな誇りと意義を感じます。だからこそ、採用の段階でもその人のポテンシャルを見てて、それが実際に花開く瞬間を見届けることが、僕にとって本当に好きなことなのかもしれません。

課題解決するだけでなく、課題発見企業でありたいというのは?

ビジネスにおいて、法人向けのB2B事業であれ、コンシューマー向けのB2C事業であれ、突き詰めると共通しているのは、誰かの課題を解決することだと思うんです。 何かの不足を補い、課題を解決することでビジネスが成り立つわけですが、僕はその一歩先を目指して、課題発見企業になりたいと考えています。課題を解決するだけでなく、課題を発見し、それが自然と集まり続ける会社にしたいんです。 『スタークスに相談すれば、きっと課題を解決するヒントをもらえるんじゃないか』とか、『何かしらのソリューションを提供してくれるんじゃないか』と信頼される、そんな会社になりたいんです。 そのためには、実現や具現化を支える開発力も重要で、常にそれを磨き続けたいと思っていますが、一番大事にしたいのは、課題が集まってくる会社であり、課題を発見できる会社であり続けたいなと。 その課題を解決しようと努力した結果が、サービスやプロダクトとして商品となり、売上となる。その課題の数や大きさが増えれば増えるほど、結果的に売上も伸び続ける。 だからスタークスは、何かあったときに真っ先に相談したい、話を聞いてみたいと思われるような会社でありたい。そして、社員のみんなが『この課題だったらこんな解決策があるんじゃないか』と提案し、もしその解決策やプロダクトが社内になければ、『こんな課題があるから、こんなものを作れないか』と議論しながら新しいものを作り続けていく、そんな会社になりたいと考えています。 これからの時代は、AIが進化し、今ある多くの課題がAIによって解決されるようになると思うのですが、本当に解決してほしい潜在的な課題というのは、まだまだAIには解決できないし、そもそもAIに相談もしないですよね。だから、これはAIではできない仕事だと思います。だからこそ、僕たちはそういった課題を発見できる会社になれたら、とても面白いのではないかと思っています。 だから色々なテクノロジーがある中で、そのテクノロジーをどう活用して課題解決に結びつけるかという点で、僕たちは先頭を走る会社でありたい。 現状では、そうした課題解決を最初に思い浮かべる、純粋想起される会社は、ないのではないでしょうか。検索といえばGoogle、AIといえばChatGPTといった具合に、特定のテクノロジーと企業が結びついていますが、テクノロジーを活用して売上に直結するような課題解決を求めるとき、そしてビジネスを“三方良し”に変えていきたいときに、『スタークスに相談しよう』と思われるようなブランド、信頼を受ける会社になれたら、非常に面白いことだと思っています。 歴史を見ると、大きく成長した会社というのは、大きな課題を解決する方法を見つけ出し、実際にその課題を解決したからこそ成し遂げられたのだと思います。だからこそ、より大きな課題を解決できる仕組みを考え続けることが、最も重要なことだと考えています。 今すぐに世の中の大きな課題を解決できるかどうかはわかりませんが、数年後・10年後・20年後に、そうした会社になるためには、どんな組織を作り、どんなことを大切にしていくべきかを常に考えていきたいと思っています。

事業家人材の育成について教えてください

極論を言えば、人を育てるという考え方自体が少しおこがましいと思っていて、育ちやすい環境をどれだけ経営者として作れるかが、組織としての強さに繋がるポイントだと思うんです。 以前は、経営戦略に応じて組織戦略を立て、その上で採用を行うというアプローチが主流でしたが、今はその逆も考えられるようになってきています。つまり、どう人を活かし、どうビジネスを作り上げていくかが非常に重要だと感じています。 特に、若くてポテンシャルのある人材を採用し、その人たちのオーナーシップを引き出せるような仕事環境、ビジネス環境を作ることが、結果的に想像以上の成長や、新しい可能性を掴む鍵になるのではないかと考えており、そのための群戦略でもあります。 今の時代、VC(ベンチャーキャピタル)からの資金を受けて事業を進めると、毎年2倍・3倍の成長を求められることが多く、その結果、大きな市場を狙って無理な売り方で伸ばしにいかなければならない状況になりがちなんですよね。なので、プロダクトで解決できる余地やニーズがあるけど、そこまで大きくない市場(感覚値で年間売上10億円前後)は空いていたりする。でも、プロダクト型ビジネスは難易度や参入障壁が高いので、簡単にそのマーケットに参入できるわけではない。 だからウチのようなプロダクトを作れる会社が、尖ったプロダクトを一つひとつ積み重ね、それらを掛け合わせることで、会社を強く・大きく成長させることができるのではないかと考えています。そしてプロダクトを運営・経営できる事業家人材が増えて、メガベンチャーとも戦えるような組織ができたときには、もっと大きな市場に挑戦したいと思っています。 なので、今後も複数のプロダクト・サービスを生み出し、それを若手に積極的に任せることで、事業をリードできる人材を育てていきたい。もちろん、譲れないことや大切なポイントはしっかり伝えますが、細かい指示をするよりも、任せてやらせる方が本人たちの腹落ちが良く、結果的に成長が促進されると考えています。遠回りのように見えても、実際に経験させることが一番の近道だと思っています。 ウチの文化として、積極的に任せていくこと、任された人を周りが支援する文化が根付いていると思います。

今後の事業展開について教えてください

インターネットの登場により、オンラインでの販売が急速に拡大していますが、現在の日本におけるネットEC化率は約8〜9%にとどまっています。しかし、海外の状況を鑑みると、日本でもいずれ20%程度まで成長する可能性が高いと考えています。これは、ネットでの販売が今後も2倍以上に拡大し続ける余地があることを示しています。 ただ、ネットでの販売が成長する一方で、販売後の業務のデジタル化は非常に遅れているのが現状です。販売までのプロセスはインターネットによって大きく効率化されていますが、販売後の業務にはまだ多くの非効率が残っており、多くの部分が人手に依存しています。この点は、他の通信や金融業界と比較してもデジタル化の進展が遅れていると感じています。これが課題であると同時に、大きな成長の余地がある分野だと考えています。 現在では人手不足が深刻化しており、もはや通信や金融業界だけでなく、小売業やECの分野でも業務のデジタル化が避けられない状況に突入しています。この変化は、業界全体にとって、もはや待ったなしの課題となっています。 確かにインターネットで物を購入すること自体は便利になりました。 でも実は、ただネットで商品を買う/売るだけでなく、購入体験のプロセス全体をデジタル化できている企業はまだ少数にとどまっているんです。また、そのデジタル化を支援できる企業も、まだあまりいません。 例えば、購入後の配送プロセスや商品が届くまでの過程には依然として多くの非効率が残っています。こうした非効率は、結果的に価格の上昇や、ユーザー体験の質を損なう要因となっています。この課題を改善することで、より良い顧客体験を提供できるようになり、エンドユーザーである消費者は、より素晴らしい購入体験を享受できるでしょう。効率化が進むことで、商品価格も低下し、メーカーにとっても経営がより効率的に行えるようになります。 さらに、コマースビジネスに関わる利害関係者、例えば配送会社などにとっても大きなメリットが生まれます。つまり、小売業のデジタルコマース化が進むことで、非効率を解消し、新たな「三方良し」の関係が広がっていくと確信しています。 世の中には必要とされているにもかかわらず、まだ実現されていない領域があります。 僕は、そうした分野にこそベンチャーとして、起業家として注目する価値があると思うし、ニーズがあるのに実現されていない理由が存在する場合、そこには大きなビジネスチャンスが潜んでいると感じるんですよね。 多くの人がすでに手掛けていることには価値はありますが、そういった領域は必ずしも僕が取り組む必要はないと考えています。なぜなら、大企業や有名な企業がすでに対応していると思うので、ベンチャーとしての真価は、必要とされているにもかかわらず、何らかの理由で実現できていない領域にこそあると思っています。 それを解決するためにテクノロジーや新しいアイデアを駆使することで、これまで不可能だったことを可能にする。そんな挑戦にこそ、大きな面白みと意義を感じます。 業界は日々変化し、新しい技術が次々と登場し、ルールも絶えず変わり続けています。その中で、常に新たな課題が生まれ続けています。「小売業のデジタル化」と、一言で言えばシンプルに聞こえますが、実際にはたくさんの課題があります。 僕は、これらの課題をより多く、より大きく解決する企業になるために、積極的に新しい製品や解決手段を増やしていきたいと考えています。積極的にお客様の課題を見つけ、それを解決し、次々とサービス化していく。こうした群戦略を進めることで、より多くの課題に対応し、お客様にとって価値のあるソリューションを提供できる会社になっていきたい。 さまざまな課題が存在する中で、お客様によって課題の優先度や重要性は異なります。 なので、いきなり業界全体の大きな課題を解決しにいこうとするのではなく、まずは各企業が抱える特定の課題へのアプローチが効果的だと思っているので、どんどんサービスやプロダクトを増やしていくことで、さまざまな切り口やタイミングに対応できるようになっていきたいと思っています。

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