マイナビのデジタル戦略について
2022年10月、事業部門ごとに点在していたITとデジタルマーケティングの担当部署を1つに統合する形で『デジタルテクノロジー戦略本部(以下、デジ戦)』は誕生しました。 背景には、テクノロジーとマーケティングの融合により、マイナビのサービスを利用するユーザーのCX(顧客体験)を向上させるという狙いがありました。それまではドメインごとにサービスの開発・運用・マーケティングを行うという縦割りの構造で事業を展開していましたが、それだけでは予測不能と言われるこれからの時代に対応することは困難です。 そこで、データやシステム、人材などアセットの最適化を図り、より大きなスケールでイノベーションを推し進めていく組織が必要だと考えたのです。 「Drive Digital Innovation」をミッションに掲げるデジ戦は、現在約500名が在籍。今後数年をかけて、1,000名規模への拡大をめざしています。
デジタルテクノロジー戦略本部の在り方について
全社横断的な組織であるデジ戦は、担当事業も職種も、背景にあるカルチャーも人それぞれです。 発足当初は、メンバー全員が同じ船に乗っているような組織体をイメージしていました。 しかし、実際に一緒に働いていく中で、形も大きさも違う船がいくつもあっていい、向かっている方角が同じであればいい、と思うようになりました。それがデジ戦らしさだとわかってきたのです。 一方で、もともとマイナビが持っていた、年次問わず裁量権を与え、既存サービスの改善や新たなサービスの開発に参画できるチャレンジングな環境は、デジ戦にも引き継がれています。 やりたいことに挑戦でき、ドメインをまたいだ横断的なプロジェクトに参画できることはメンバーにとって非常に魅力的だと思います。
デジタルテクノロジー戦略本部のこれからについて
ITとデジタルマーケティングの担当部署が1つになったことで、キャリアパスの多様性が生まれ、個々のキャリアチェンジにもフレキシブルに対応できる組織になったと感じています。 また、担当事業に一気通貫で携われるのもメリットの1つ。加えて、複数のサービスをまたいで担当することでさまざまな知見を得られるのもマイナビならではです。 その他、最先端技術を積極的に使用できたり、マイナビが保有するビッグデータの利活用推進に携われたり、大規模な仕事に挑戦できたりと、マイナビ、デジ戦だからこそ得られる経験がたくさんあると感じています。 デジタルテクノロジーを活用するといっても、それを作るのは人。一人ひとりが前向きな展望を持って働ける環境があるからこそ、組織としての強さも出てくると考えています。 そしてこの先、10年、20年、30年後の未来を見据え、テックカンパニーと呼ばれるほどの強力な体制を構築していきます。その第一歩として、デジ戦の挑戦は始まったばかり。サイロ解消に代表されるマイナスをゼロにする取り組み、そしてAIやWeb3.0の領域で始動しているゼロからプラスを生み出すプロジェクトの数々。 大きく変わり始めたマイナビに、私自身とてもわくわくしています。