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インタビュー画像代表取締役社長 上枝康弘氏

ご略歴をお教えください。

1998年に大学卒業後、グループ本体のエフアンドエムに営業職として入社しました。僕にとっては会社の理念や与えられた環境がとてもマッチして、上司・先輩・同僚にも恵まれて、お客様もいい方ばかりで、とても楽しくキャリアをスタートすることができました。 僕は新しいことや設定した目標に向けてチャレンジするのが好きで、手を挙げればチャンスをもらえるエフアンドエムグループのグランドルールも自分に合っていました。 新規事業所設立メンバー、既存事業の部門長、事業部長を担当し、2012年から新規事業の立ち上げを行い、その新規事業を一緒にやっていたメンバーと一緒に2014年に『オフィスステーション』(企業詳細タブ参照)の企画を提案しました。 その際にサービスの企画・マーケティング・セールスを行うなら製造も一緒に担当したほうがいいだろうという話になり、エフアンドエムネットの社長を兼務することになります。 入社して22年になりますが、既存組織の部門長をしたり新規事業の立ち上げをしたり、毎年新たな役割のもとやりがいを持ってチャレンジできています。 2018年にオフィスステーションの販売チームは一緒に事業を立ち上げてきたメンバーに任せて、エフアンドエムネット専任となりました。

社長に就任した際に、どんな会社にしていきたいと考えましたか?

一人ひとりのメンバーがやりがいをもって仕事に取り組める会社にしたいと考えました。 やりがいをもっていれば、いいパフォーマンスが出せますし、そんな環境を大事にしたいとチームや会社へ貢献しようと考えるようになると思ったからです。 だからまず最初にメンバーが現状働く環境に対してどんな課題を感じているのか、全社員で会社の課題を抽出するミーティングを行いました。 そこでたくさん課題が出てきたので、セグメントして全社員でチームを作り、ひとつひとつ改善していったんですね。 2年かけてほぼすべての課題を改善したのですが、課題改善ができてから社員の退職がなくなりました。 また、会社のビジョンと個人のビジョンにずれがあると、毎日に不安や不満が出てきます。そこでメンバーがどんな風になりたいのか、今会社に対してどう思っているのかなどヒアリングするために僕自身3~6か月に1度くらいは全社員と定期的に1on1を行うようにしています。 メンバーとリーダーはもっと1~3か月ごとに実施して、意見交換の場を作っています。 エフアンドエムネットはエフアンドエムグループの中で事業を支えるSFA/CRM基盤の構築・運用、各種プロダクト製作、Webマーケティングを担当しています。 事業運営や販売はエフアンドエムの事業部門が行っているため、僕たちはエンジニア集団としてものづくりに集中できるんです。ですから僕はメンバーがものづくりに思う存分取り組める土台を整えることで、いいプロダクトを作ることに注力しています。エフアンドエムの各事業部門の協力もうまくいっており、理想的な環境になっていると思います。

社員に対して、どうマネジメントすることを心がけていますか?

昔営業チームを率いていた頃は他のやり方をしらなかったこともあり、メンバーのやり方を縛って「どうして言ったとおりにできないんだ!」とガミガミ詰めるタイプでした。 でもそのやり方では一時は業績が上がっても、関わらなくなるとまた落ちていたんですね。そして結果的にメンバーの成長を妨げていると気付いてからは、目標と期限だけ要望し、プロセスについては意見は言っても、やり方まで自分の意見に従わせようとしないようにしました。 自分の考えと違ってもそれだけで否定せず、失敗してもいいからとやらせてみることにしたところ、1週間や1カ月はパフォーマンスが落ちることがあっても、半年、1年と長い目で見ると結果的にパフォーマンスが良くなることもあるとわかったんです。 やり方はいろいろあるが、大事なのは本気で取り組む姿勢にあるとわかったんです。その時本人のやりたいようにやらせることが一番だと気づいたんですね。 ユーザーに効率化・自動化するための最適解を提供するためには、開発に関わるメンバーが自発的に考え、想像し、技術的視点・業務的視点から改善案を出すことが効果的です。 そのため意見を出しやすくすること、うまくいかない時も「誰かのせい」にするのではなく、「うまくいかない状況をどうやったら改善できるか」にフォーカスするようにしています。そうしないと、意見出したくなくなりますから。 また、メンバーは家族のようなものだと思っています。 メンバーに接する時、「家族にそう言ったり、やったりするか?」を判断基準にしているんです。 例えば、うまくいっていないメンバーがいても、家族なら相手が傷つくような言い方はしませんし、家族なら決して見捨てず、どうすれば本人の個性を生かせるかを考えますよね。本人がどうなりたいのか、願望を把握してその実現のために頑張ろうと自分が動くと思うんです。 そんな意識でメンバーと関わっていると、メンバーも「自分の願望をかなえてくれる会社」と感じるようになると思いますし、会社を家族のように大切な仲間と思い、貢献したいと思うようになると思うんです。 そのほうが強くて関係のいいチームが作れると考えています。

オフタイムの過ごし方についてお教えください。

最近一番はまっている趣味は料理を作ることです。休日は基本的には僕が3食ごはんをつくっています。 実は5~6年前まで、僕は平日は仕事ばかりで朝は7時には家を出て、夜は23時過ぎて帰ってくる、セブンイレブンの状態でした。その頃は自分にとっていい家庭とは思えない状態だったんです。関係改善のために妻の負担を減らすことをしようと、ある時料理を始めてみたんですね。 当初妻からは「片付けまでやって一人前やで」などと小言を言われましたが(笑)、それなら片付けまでやれば喜んでくれるかな、と料理を作ることを続けたんです。 いろいろな料理を作ってみると準備や作るのが面白くてハマりました。片付けも嫌いじゃないんです。食洗機あるんですが、手洗いのほうが好きで汚れた食器をきれいに洗って並べていくのが楽しくなりました。 今では休日たっぷり時間をかけて手の込んだものを作るのが楽しみで、妻と子供にも喜んでもらっています。自分の趣味を楽しみつつ、妻の願望をかなえることができる料理の時間が僕は大好きです。 得意メニューですか? 豚の角煮ですかね。圧力鍋でつくるんですが、この圧力鍋、料理を始めた当初に妻に「欲しい」といったら「置く場所がない」「どうせ使わなくなる」と反対されました。一旦あきらめ、1年後に再度頼んでみたら、OKもらえたんですね。1年間の実績がモノを言ったと思います(笑)。

求職者にメッセージをお願いします。

自社サービスを手がけている当社では、サービスの企画段階から要件定義・基板設計・仕様設計・UI/UXデザイン・プログラミング・運用保守まで、キャリアプランに合わせて様々な業務を経験することができます。 また、自社サービスは作って終わりではないので、妥協なくプロダクトにこだわることができることも特徴かと思います。 他社のプロダクト製作の場合は自分の意見があっても最後は委託元の意向に従わないといけないことも多く、そんな状況にもやもやしている人もいるのではないでしょうか。 自社サービス開発ではそんなストレスはありません。思う存分こだわって、たくさん意見を出してください。 リリース後にユーザーの声を集めてよりよいサービスに創り上げていくことも、自社プロダクトならではのやりがいになります。 要望対応した時にユーザーからもらえる感謝の声は、開発チームにもフィードバックされてやりがいにつながっています。 そして弊社では手を挙げる人にチャンスを与えることもお約束します。 減点主義ではなく加点主義で、失敗してもチャレンジする人にはチャンスを与えるのが当社のカルチャーです。 最後になりますが、IT業界の中心は東京と思われがちですが、僕は大阪には東京に負けないポテンシャルがあると思っています。 だからこそ大阪から、デファクトスタンダードとなるサービスを創り出したいと思っています。 一緒に取り組んでくれる方にぜひジョインしていただきたいと願っています!

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