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インタビュー画像福岡で音声認識エンジンを開発しているアーニーMLG。機械学習を学んだAIエンジニアが多数在籍し、九州大学や九州工業大学の学生も研究の傍ら在籍している。どんなエンジニアが働いている組織なのか、同社で活躍する3人のエンジニアに登場を願い、会社についてあれこれと語ってもらった。 VPoE:波田野創 Iech Lead:中野陸 ML engineer:村上龍之介

それぞれアーニーMLGに入ったきっかけは?

波田野:私は千葉出身で、福岡に住みたいがために福岡の大学院に進学。機械学習の研究で有名だった九州工業大学の古川研究室に入ったのが博多に来たきっかけ。 中野:なぜ福岡に住みたかったんですか? 波田野:ご飯が美味しくて、かわいい女性が多いから(笑) 中野:マジですか? 波田野:本当は古川研究室に入りたかったから。機械学習では全国的に有名な研究室だったからね。ふたりは同じ山口県出身なんだよね? 中野:九州大学に合格して福岡に出てきました。 村上:私は会津大学でコンピュータサイエンスを勉強した後、福岡のIT企業に就職してSEをやっていました。 中野:なぜ辞めて福岡に移ったの? 村上:地元の近くで働きたかったのと、前職の会社がちょっと理不尽で。業務に大きな支障がない細かい点を指摘されるし、上流工程に携わることもできなかったので。あとは、大学院で人工知能の研究に携わったこともあり、アーニーで機械学習をやってみたかったのもありますね。 中野:私は大学で植物にプラズマをあてる研究をしていました。 波田野:マッドサイエンティストみたいだね(笑) 中野:実験に使う植物に水やりをするのが面倒で、ラズベリーパイを買ってきて自動水やり機を作ったのが、ITに目覚めるきっかけ。機械学習をはじめレベルの高い開発をやっていたアーニー入社し、今に至るという感じです。

音声認識エンジン開発の楽しいところは?

波田野:機械学習とひとえに言っても、いろいろあって、大学院までに学んだことがアーニーでの音声認識エンジン開発にほとんど役に立たなかったイメージがあるね。 村上:10万単語を認識するのは、簡単なことではないからね。 波田野:音声データを扱う技術的な難しさを痛感するよね。でも、そこに技術的な面白さがあって、機械学習の中でも音声認識は波形が実在するからおもしろい。 中野:課題がはっきりしているよね。 波田野:そう!自然言語処理と違って、タスクが分かりやすい。 村上:波形をマッピングして単語を割り当てるのはすごい技術だし、自分がおもしろい仕事に就けたなと思います。 中野:毎日、みんなで頭をひねって実験している感じ。そして、次々に出てくる結果からさらに次の展開が見えてくる。 村上:音声認識は競合他社も多い分野ですが、これほどメンバーの少ない会社が戦えているのも稀なケースなのではないのかな。チームで結果を出せているがいいですよね。 中野:SEは決まったことをやる仕事。仕様書に沿ってものを作ります。私たちが手掛けている開発は、物を作る基礎段階。探りで進む悩ましさと楽しさが混在している。考えるのが好きな人なら、楽しい仕事だと思います。

アーニーMLGはどんな会社ですか?

波田野:アーニーはエンジニアの会社だから、居心地がいいよね。 中野・村上:居心地いい会社ですね! 村上:前職の会社はMicrosoftにべったりで、エンジニアもWindowsで開発をしていました。 波田野:Windowsで開発はしんどいよね。 村上:Linuxで開発を進めれば、どれだけ効率的かと思ったことが何度あったか。その点、アーニーは開発環境を自由に作っていいから、開発がスムーズに進みます。自分好みの開発環境を作る過程も楽しいです。 中野:マシンのスペックには困ったことないよね。要望すれば、必要以上にスペックの高いマシンが届く(笑) 村上:マシンのスペックは大事。前職ではマシンのスペックが低くて、ビルドに時間がかかってストレスになりました。 波田野:アーニーは開発環境を自由に組める点がいいよね。 村上:私はターミナルも自分仕様にカスタマイズしたい人なので、ターミナル環境を自分で好きに作れるのがうれしいです。 波田野:Linuxも使えるしね(笑) 村上:そうですね(笑)

アーニーMLGの自慢できるところは?

中野:サーバのスペックがすごい。 波田野:サーバのスペックは半端ない。他の会社の人が聞いたら腰が抜けるんじゃないのかな。 村上:見たこともないようなスペックのマシンを自由に使えるのは、エンジニアとしてとてもうれしいです。 波田野:サーバがハイスペックなおかげで、開発サイクルにおける学習時間というボトルネックが問題にならないようになっていると思います。そしてなにより、AIで音声認識エンジンを作っていくという会社の意気込みを、サーバのスペックに感じますね。 中野:車一台分のサーバが何台もあるから、どんどん使わないといけない。宝の持ち腐れにしないためには、エンジニアが開発をスピーディに進めていかないとダメ。いい意味でプレッシャーにもなりますよね。 波田野:勉強会も盛んで、エンジニアが働きやすいと感じる環境が、アーニーには揃っていると思います。 中野:開発って外から見るよりも地味な作業が多く、泥臭い仕事じゃないですか。たまに違ったことに触れて息抜きしないといけないですよね。その点でいえば、勉強会はリフレッシュの場じゃないですかね。 波田野:そうだね。勉強会はストレス発散の場かもしれないですね。 村上:勉強会がストレス発散ってエンジニアの発想ですね(笑) 中野:確かに、普通は勉強がストレスになるもんですよね(笑)

アーニーMLGに願うことは?

波田野:音声認識とチームコラボレーションにフォーカスして技術とサービスの開発をしていますが、テレワークのトレンドの先にある課題を先に解決するように動いてほしいと願っています。いろんなサービスやプロダクトを作る機会を作ってほしいですね。 中野:音声認識エンジンを開発している私たちの仕事は、投資してもらっている段階で、まだ利益を出しているとはいえません。音声認識エンジンに注力している会社ですから、私たちの仕事が会社の将来を作っていければと思います。 村上:私は特にないです。今の会社に満足しているから、このまま働きやすい会社であってほしいです。 中野:そうだね。自由でメンバーの仲が良い、働きやすい会社だよね。 波田野:自由な会社だよね。現場の人たちだけで、オフィスの模様替えをしてしまうぐらい自由だよね。 中野:社長のデスクがなくなりましたもんね(笑) 波田野:社長はリモートワークを基本にしているから、デスクを使っていなかった。オフィスが手狭になったから、社長に「使います」と断りを入れて、今は社員が使っているもんね。 村上:メンバー間のコミュニケーションがしっかりとれて、和やかに仕事を進められる会社だなと感じます。 中野:エンジニアだけでなくデータチームがいるのも、アーニーの特長を形作っているかもね。 村上:他の分野の人と話すとアイデアが生まれることもありますね。エンジニアはデータと真正面から向き合うことは少ないですが、教師データを作るチームの人はデータのスペシャリストですからね。 波田野:機械学習エンジニアと教師データ制作チームは、アーニーの両輪。教師データのチームがエンジニアバックアップをしてくれるから、音声認識エンジンの開発はスムーズに進んでいると思います。

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