代表取締役 CEO 千歳紘史氏 山形県山形市出身。早稲田大学を卒業後、日本最大級の不動産ポータルサイトLIFULL HOME’Sを運営する株式会社LIFULL（東証一部上場）にて大規模Webサービス運営などを経験したのち独立。ITコンサルティング、飲食業、不動産業など複数社を経営。2016年以降はiYell株式会社の取締役として参画当時5名だった組織を4年で160名まで拡大させた。2020年に「誰もが幸福感を最大化できる組織創り」を使命に当社を創業。

起業前の経歴や創業時の想いを教えて下さい

大学時代、ガラケーが全盛期で、携帯の公式コンテンツなどを中心にインターネット業界が急成長していました。その時に「ケータイの未来」という現ドワンゴCEOの夏野剛氏が書いた本から大いに刺激をうけて、「これからの時代を創っていく」であろう、インターネット業界に就職することにしました。 最初に就職した会社は、先輩から紹介いただいたWebコンサルティング企業でした。そこから株式会社LIFULL(当時 株式会社ネクスト)へ転職し、地域コミュニティサイトLococomの運営ディレクターとして会員数20万人⇒50万人までグロースを経験しました。その後、不動産ポータルサイトHOME'Sの商品企画、開発マネジメントなどの経験をしたのち、独立しました。 元々独立願望はありましたが、「何かこの事業をやりたい」というより、「働き方の一つとしてチャレンジしてみたかった」という想いから独立に至りました。 まずはITコンサルティング事業を始め、その後は前職不動産ポータルサイトでの経験を活かし、子会社も設立して賃貸仲介事業の経営も行っていました。経営は順調に行っていたように思えましたが、私のマネジメント力不足で組織崩壊が起こり、転機が訪れました。 それから、2016年に友人の紹介で出会ったメンバーと意気投合して、Fintechベンチャーの創業に参画することになりました。取締役として参画当時5名だった組織を4年半で160名まで拡大させることができました。 事業開発、メディア運営、技術開発など幅広く管掌していました。また、ファイナンス実務も担当し、総額20億超の資金調達を主導し、日経NEXTユニコーン企業、GPTW働きがいのある会社ランキング上位など、各方面からも評価を受けることができました。 現在はそのベンチャー企業の取締役を退任してフェローとして継続して関わりながら、並行して「新たな働き方を追求する」ことを目的としてネクスキャット株式会社を創業して現在に至ります。

理想の会社像、御社のビジョンを語って下さい

弊社の経営理念は、「幸せに働く。そしてみんなをずっと幸せにする。」を掲げています。 「幸せに働く」というのは、言葉だけ見れば当たり前の話なのですが、本当の意味で幸せに働けている人は多くはないと感じています。つまり、私自身もずっと問題意識をもっていた「働き方の問題を解決したい」というテーマへの挑戦です。 では、この経営理念を実現するためにはどうすれば良いかと考えた際に、多様性に満ちた組織創りと意義ある事業を想像することが大事であり、それをミッションとすることにしました。多様性を満ちた組織を実現するために同調圧力を発生させない雰囲気作りなどへの努力を意識しておこなっています。 私たちは事業ファーストではなく、どんな文化のの組織を作るかという「文化ファースト」の会社です。良い組織からは、良い事業が生まれます。さらに、良い組織であれば働く人を選ばず、より多くの人を採用することができると信じています。