執行役員 システム統括部長 インフラシステムグループ長 最上 拓久氏

事業部のミッションを教えてください

システム統括部は全体で約150名のエンジニアが所属しており、大きく三つの組織に分かれています。 一つ目がWebのフロント系、アプリケーション等を見ている会員システムグループ。二つ目が顧客DB等バックヤード系の重要度の高いシステムを見ている基幹システムグループ。そして三つ目が、サービスシステムから社内のオフィス環境やネットワーク等を見ているインフラシステムグループです。 我々のお客様は、サービスを使っていただくエンドユーザーの方だけでなく、会社にいる社員も含まれます。その全員をテクノロジーで支えることがミッション。自分達が作りたいものを作るのではなく、お客様の困り事をいかに解決できるか、お客様の環境を良くできるか、を常に目指しています。 会社の風土として「チャレンジ」を大切にしています。失敗したとしても、評価に影響が出たり、変な叱責を受けたりすることはありません。上手くいかなかった原因を深掘りして改善に繋げることを大事にするポジティブな組織です。

どのような人が活躍できる組織ですか？

当社は自社サービスを展開していて、自由度が高く、エンジニアの育成環境が豊富に整っているのが特徴です。中でも大切にしているのが学びの文化です。特にエンジニアは、学ばないことには前に進めないと考えているため、仕事から学べることだけでなく、仕事から離れた領域でも、成長のために学ぶことを意識してもらっています。ですから、自ら学ぶ意欲の高い人が活躍していますし、意欲のある人には一生懸命に教えようとする熱心な社員が多いです。 勉強会も積極的に行われていますが、上から指示されてやるのではなく、勝手に立ち上がっているのが特徴かもしれません。要は、誰でも企画できるのです。それも最先端でホットなテーマ・技術だけに留まりません。例えば、運営上の躓きをいかに回避するかという意味で「失敗経験」を勉強会で学ぶこともあります。みんなで学び合おうという姿勢を各自が持っているので、そういう意識の強い人は、楽しんで学び、仕事ができる環境だと思います。

ニフティの開発の特徴があれば教えてください。

当社は「スクラム開発」を取り入れています。スクラムが万能で全てを解決するものだと考えているのではなく、人員リソースを活性化・分散化したり、組織を柔軟に組み替えたりできるメリットがあると考えているからです。 毎朝のデイリースクラムで開発チームとビジネスサイドがコミュニケーションを取り、「最高のユーザー体験の実現」に向けて部署を超えて連携し、アクションしていきます。だからこそ一体感が生まれ、自分達のサービスを自分達で育てていこうという意識が高まると思っています。 現在、社内には10名を超えるスクラムマスターがいます。向き・不向きがあるので、誰もが取得を目指すものではありませんが、マネージャー陣の意見や本人の意向を大切にしながら育成計画を立て、会社としては全力で支援しています。興味のある方はぜひ挑戦してください。

ニフティでエンジニアとして働く醍醐味とは？

当社は外注をほぼ使っておらず、基本的に全てを内製で行っています。ISP業界の中で、全てを自社でやることにこだわっている会社はおそらく他にはないでしょう。ですから、何かやりたいことがあれば挑戦でき、全ての経験を積むことができるのは、当社で働く何よりのメリットの一つだと思います。そして、そういう環境だからこそ、いろんな適性を探して見つけることができます。 当社で積極的にやっているのが、技術ジャンルを開発するための複合的ローテーションです。それぞれが自分の領域を持つ一方で、「もしかしたら経験していない別の領域にすごい適性があるかもしれない」と考えます。自身の希望で組織異動ができたり、一定期間は別部署を経験したりすることができる制度を整えているのは、自分の可能性を広げてほしいからです。 その他、書籍購入や資格取得のための補助ももちろん行います。また、「N1!制度」という「自分はこの領域でナンバーワン」と思うことをプレゼンしてもらい、認められれば予算を付けて支援金を出す制度もあります。

最後に、どんな人と一緒に働きたいですか？

対顧客意識を持って仲間とのコミュニケーションを重視できる人でないと困ります。「個ではなく、チームで作っていく」意識を大切にできる人であってほしいですね。 当社は、ほぼ全ての技術レイヤーを網羅しているからこそ、好奇心があり、いろいろなことに挑戦したい人にはぴったりの環境です。もし今いる職場で自分のできることが狭められていたり、やりたいことが見つけられなかったりしているなら、ぜひ当社にエントリーしてみてください。あなたにハマる仕事が必ずあると思いますし、ぜひ当社の環境の中で見つけていってほしいです。