株式会社アーラリンク

株式会社アーラリンクは、「個人向け格安スマホサービス」「法人向けレンタル携帯サービス」を手掛けているMVNO事業者です。

主力事業は大きな特色を持つ「個人向け格安スマホサービス」。
自己破産者、生活保護受給者、他社での料金滞納による強制解約者といった、他の大手キャリアやMVNOでは契約できない“携帯電話ブラック”の人でも、クレジットカードなしで加入できるサービスです。月額料金2,980円という“業界最安値”で提供しています。

この二つの特徴が1000社以上あるMVNO事業者との大きな差別化ポイントであり、2023年6月現在で約2万名のお客様にご利用いただいております。

このサービスの価値は、行政との連携に表れています。
携帯電話を保有できないことが就職活動等様々な場面でのハードルとなり、生活困窮者の自立を阻害している現状です。
そこで、同社が発起人となって厚生労働省に働きかけ、2023年2月に「過去の携帯電話滞納状況等により携帯電話契約にお困りの方へ携帯電話等サービスを提供している事業者リスト」の作成・公布を実現させました。本リストはハローワーク等、公的な支援機関で活用されているものです。

今やスマートフォンは生活インフラとして不可欠のもの。
これを生活困窮者に届けることは、『自立への大きな助け』になります。

私たちの『誰でもスマホ』、利用者の利便性を高める仕組みを徹底的に磨き込んだサービスです。
支払いはコンビニ決済が可能で、クレジットカードも銀行口座も不要。身分確認は保険証や住民票等の様々な身分証に対応。契約期間に縛りはなし。提供するSIMカードは全国のNTTドコモ回線通信エリアで利用可能。豊富な料金プランと、全プランに“かけ放題”の音声通話とSMS付き。安心の店舗サポートと、チャット/コールセンターサービスあり、等々。
“顧客創造”に力を入れています。どんなサービスならお客様から選ばれ続けるのかを、常に追求しています

「法人向けレンタル携帯サービス」は、一般企業のテレワーク用やゲーム業界のデバッグ、選挙やイベント等の一時的な大量ニーズ等に対応し、顧客数は約4,500社にまで成長しています。

株式会社アーラリンクは、2013年1月、当社代表の高橋の学生時代の営業経験をきっかけに設立されました。
学生時代から続けていた新規開拓営業に、「一度契約し納品すると関係性が薄れる」「月が変わるとまたゼロから売上をつくらなければならない」といったネックを感じていました。そこで、月額料金を取り続けられるビジネスがいいと考えた時に、携帯電話レンタル事業の存在を知り、起業に際してこのビジネスを選択しました。

携帯レンタル事業は「振込詐欺等の犯罪に使われるのではないか」といった疑念を招くこともあり、多数課題がある事業ではありました。
身分証の提示や悪用を防ぐ規定を設ける等の対策を進め、徐々にユーザーを広げて成長してまいりました。

その事業成長の中で現在のアーラリンクを創るきっかけに出会いました。

それは料金滞納等で大手キャリアのブラックリストに載り、携帯電話が使えなくなって就職もできず社会復帰できない“通信困窮者”の存在がいること。

何のために会社を経営しているのかを考えた時、誠実に生きようとしている善良な人達に対して救いの手を差し伸べ、社会に貢献できる存在になろう。

これを機に、“誰でも”使えるサービスに取り組み始めました。

その後、差別化のために当時どこもやっていなかった“かけ放題”サービスを導入すると、ユーザーが一気に増加。徐々に体制を整備し、2016年には法人向けレンタルサービスもスタートさせました。

事業が軌道に乗り始めた2020年初頭、コロナ禍が発生。当社が勢いを落とすことはありませんでしたが、世の中では仕事を奪われた生活困窮者が急増していました。
そんな時に行政との接点ができ、高橋は行政側が支援業務の際に“通信困窮者”に同社等のサービスを紹介する制度の導入を提言しました。これが厚労省によって実現され、同社の存在価値は一気に高まりました。

そして、同年12月。当社はパーパス、ミッション、ビジョン等を次のように掲げ直しました。

●パーパス：日本を良くする。日本を強くする。
●ミッション：日本を下から支える。
●ビジョン：変化を楽しむ。

私達は上記の3つを掲げ日本のために一人でも多くの生活困窮者の自立支援を通じて、日本を強く、良くしていきたいと本気で考えています。

当社の社員数は約20名で男女比率1対2、平均年齢27歳という組織です
その風土づくりには、「変化を楽しむ。」というビジョンと、“顧客創造至上主義”という事業運営の基軸においております。

当社の社員は何のために存在しているのかと言えば、“顧客創造”です。
自分達がどうであるかではなく、お客様がどうしたいのかに全ては立脚し、そこに当社は全力で対応するとに価値が創造されます。

一方で、社員がベストパフォーマンスを発揮するために、次の三つの経営方針を掲げている。

①社員ができることを増やす
社員が成長できる機会を多くつくる。
その具体策として、“フィードバック文化”づくりや様々な機会に取り組めるローテーション、成功体験づくり等が挙げられます。フィードバック文化の一環として、ChatGPTを壁打ちに活用することも推奨しております。

②社員の暮らしを良くする
給与の基本ラインを高めるとともに、成果や責任に応じて報酬を上げることにも注力しています。休日は年間125日と多いことに加え、有給休暇は100%取得できる。
勤務時間はフレックスタイム（コアタイムあり）を導入しております。

③社会的貢献度の高い事業を行う
前述のとおり、生活困窮者の自立支援を通じて日本を強く、良くする事業を行う。

当社ではリモートワークは一切行っておりません。
“顧客創造”活動の質を高めるにはリモートでは行いにくく、社員の成長においてもリアルに集まっている中で効果が高まると考えているためです。

そんな同社が求める人材像は、次の三点を備えている人。
①真摯さのある人柄
②全ての業務に“しなやか”に取り組み、変化に柔軟に対応できること
③困っている人を助けたいと思うマインド