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インタビュー画像代表取締役社長・小川 洋一

独立した理由をお話しください。

私が大学を卒業して最初に入社した会社(当社の親会社)には分社化構想がありました。「48社構想」というものを掲げ、事業内容と展開地域によるマトリックスを作成し、それを埋めるように会社を作りたいというものです。私は一介のサラリーマンの子供が将来社長になれるチャンスがあるのではないかと思いその構想に賛同していました。 その後、私は関西地区に転勤となり自身が立ち上げた神戸市内の事業所が順調に成長しました。ところが会社の方針で社員の処遇等の問題が頻発し、組織内に不満が溜まっていたのです。 また、その事業所で取引を開始した得意先様では神戸市に本社がないとビジネスがしにくいという事情もありました。さらに2000年代の初頭はセールスプロモーションの手法にインターネットが取り入れられ始めた時期です。インターネット事業に舵を切りたいと考えましたが、あくまで印刷会社の一事業所ではその想いはなかなか叶いませんでした。 こういった背景から私は独立を決意しました。 ただ、現実的には自己資本金が充分にあったわけではありません。そこで親会社の資金支援を受け子会社としてスタートすることになりました。

独立する際に事業内容も変更したのですか。

事業内容は、独立以前の印刷事業を踏襲しました。マーケットがインターネットに移行しているとはいえ、まだまだインターネットビジネスは黎明期でした。ただ、印刷機は持たずに独立しましたのでいずれは印刷会社として見られなくなるだろうとは考えていました。 なぜ、今のような業容になったのか、きっかけはある著名経営者のセミナーでした。「今後はインターネットで物を売り買いする時代が来る」「商品の実物を見なくても大量の写真を見て買えるようになる」「デジタル化によって撮影代が安価になる」「画像データの圧縮技術が発達するとともに、サーバーに蓄積するようになるから写真データの取り回しも楽になる」等、細かく教えてくれました。 そのセミナーを聞いてスタートしたのが、現在当社の利益の過半数を占めている撮影関連事業です。元々我々は神戸市内で小さな撮影スタジオを運営しており、その部門は高い利益を上げていました。当時写真撮影の世界はフィルムからデジタルへの移行が進んでいましたし、そもそも撮影ビジネスは利益率が高いというビジネスだという認識を得ていました。そういった経験から2007年12月、現在神戸本社に併設する『PIX神戸スタジオ』を建設し、EC向けの画像関連事業をスタートさせました。 その事業は順調に成長し、その後東京にも大型スタジオを立ち上げ、現在は神戸・大阪・東京に2拠点と四つの大型スタジオを構えています。事業内容も広告コンテンツ制作に加え、動画や空間3Dの制作、画像管理のクラウドサービス等、ECに使うビジュアル素材の制作全般に広がっています。 ただし、今後はクライアントも我々のような会社に撮影を発注することは減少していくのではないかという危機感を持っております。その時に備えて新たな収益ビジネスを確立しておく必要があります。そこで社内向けに開発した『GARACK』『SOX』等の業務システムをEC事業に取り組む企業に向けて販売するSaaS事業にも注力しているところです。

既存のオペレーション事業もありますね。

オペレーション事業は当社の収益の中心ですが、コツコツと取り組む労働集約型の仕事です。 写真撮影やクリエイティブ制作を通じて、eコマースのノウハウが蓄積されています。そこでそれらの総合力を結集する形でECサイトの運営ビジネスを立ち上げました。和菓子専門セレクトオンラインストア「旅するように和菓子と出逢う」です。同時期にECサイト構築からブランディング、クリエイティブ開発等、お客様の販促課題を一気通貫で解決する「戦略デザイングループ」という部署を立ち上げて新たな事業をスタートしました。この和菓子専門セレクトオンラインストアは現在ビジュアルサンプルのような役割を果たしています。 ただ、戦略デザイングループのビジネスは、従来とはターゲットを変えています。現在、当社の得意先ラインアップを見ると上場企業やそれに類する大手の企業が多いのが特徴です。 これまでターゲットとしてきた大規模企業はもとより今後はターゲット層を大幅に広げ、「その分野のナンバーワン、ナンバーツーの企業」へと拡げていきます。特にアプローチを強化しているのはメーカーです。そのような企業に営業をかけブランディングやロゴ制作等から、ECサイトの構築や広告運用、分析まで一気通貫でサポートしていきます。

将来的なビジョンをお話しください。

私は近い将来、経営承継を考えています。そのために経営チームを組成し次代の経営候補者を育成しています。 経営承継と言っても私自身が会社を去るわけではありません。これまでの経験を活かして事業戦略の方向性を考え、金融機関との交渉や人事戦略等を担いながら、今後指名する新社長と並走していきたいと考えています。早い時期に引き継いでおけば何か問題が起きた場合でも私も協力をして経営路線の立て直しも可能だと考えています。 また、現在行っている事業をそれぞれ独立させる分社化構想もあります。SaaS事業や戦略デザイングループのソリューション事業等の新規事業だけではなく、既存事業も含めて、熱意を持った人材がいれば別法人として任せていきたいと考えています。 人は誰でも“一国一城の主”になれば、顧客を守ったり、事業を発展させたりするために一生懸命知恵を絞るようになります。 そうしていくことで事業部ごとの輪郭が明確になり、市場における競争力も高まります。私が現役でビジネスに携わっている間には4、5社しか別会社設立はできないかもしれませんが、各事業部門を任せられる人材の育成に取り組んでいるところです。

御社で働く魅力をお話しください。

大企業には良いところが沢山あると思います。資本が充実しているので会社が潰れない、福利厚生や休暇制度がしっかりしている等、良いところが沢山あります。しかしそれを私達が羨ましがっても、そうなることはできません。規模の拡大は急には出来なのです。 しかし中小企業や中堅企業にも良いところも沢山あって、それを良いと思わなければ、中小企業に入ってきてはいけないと思っています。 私の知人で大企業に勤める方々は社長と直接コミュニケーションをする機会が無いと言います。 それを聞くと当社のようにいつでも経営者・経営陣と近い距離で密にミーティングをして、直接考え方を交換出来ることは良いことだと実感します。 そのような良いことが沢山ある中小企業・中堅企業で働くことには大きな意義があると考えます。その意義をしっかり理解した上で入社し、醍醐味を感じながら私たちと一緒に活躍していただきたいと思います。

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