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インタビュー画像CEO坂本良介(右)は、人材関連のWEBサービス支援を経験した後、『ourly』を立ち上げ。「私たちが目指すサービスは、単なる“デジタル版の社内報”ではありません。組織のもっと根本的な課題を解決することなのです。」 COO髙橋新平(左)は、大手メーカーの営業や、ベンチャー企業でのコンサルタントを経験。はじめはourlyとコンサルタントとして出会ったが、見事に意気投合し、現在は役員として営業組織を引っ張っています。 ノウハウが詰まった“プロダクト”に、コンサルティングという“人の心”が加わり、ourlyは本格的な組織改善をサポートできる企業となりました。

社内コミュニケーション活性化により、従業員のやりがいが高い組織づくりを実現

―ourlyができた背景を教えてください。 ourlyは、WEBサービスを幅広く手掛ける株式会社ビットエーで2021年に誕生したプロダクトです。ビットエーが支援するクライアントには、社員の帰属意識に悩む企業も多かったという。一方で自身も社内コミュニケーションの活性化には積極的に取り組んでおり、ourlyの前身のようなシステムを社内で構築していました。 そして2020年、コロナ禍を迎えた社会ではリモートワークが一気に広まり、 急に発生した物理的な距離感に、心の距離をも懸念する企業が一気に増えてきました。 加えて近年は、「新たな人材の採用がさらに難しくなってきた」というクライアントの声も多い。 つまり、今いるメンバーの定着は、一層強く企業の命運を握っていると言えます。 「これまで以上に、組織内の深いコミュニケーションが必要になるかもしれない」 ―この状況を目の当たりにしたビットエーは、これまで培ってきたWEBサービスと、自社で積み重ねた組織改善のノウハウを生かしたourlyを2021年に自社製品化しました。 市場を適格に見定めるセンスが実を結び、ourlyは注目を集めました。 軌道に乗ってきたタイミングで、「組織改善に集中的に取り組む企業を作ろう」と2022年に法人化し、正式にスタートしています。

プロダクト×コンサルティングでお客様に誠実に向き合って、継続率100%

―ourlyが位置する市場について教えてください。 ourlyは、市場としては社内報サービスに位置します。この業界は歴史が長く、大規模な専門企業が存在するほか、広告業界や人材業界からも参入が多いです。そう考えると、2021年にリリースされたourlyは後発的なプロダクトで、一見すると差別化はなかなか難しい。 しかし驚くべきことに、2023年12月現在のourlyの継続率は100%。 その理由はやはりourlyが、社内報というツールにとどまらず、コンサルティングも含めた“組織改善を支援するサービス”だからです。 業界としては歴史も長くライバルも多いです。しかし私たちは負ける気がしません。 社内報というツールの枠を超えて、組織のエンゲージメントと成長に伴走することが私たちの役目です。 この姿勢を認めていただいた結果、継続率100%を貫き、契約社数も右肩上がりです。もっともっとシェアを広げて知名度も上げ、“組織力を上げるならourly”と言われるようなプロダクトを目指していきます。

“組織を改善したい”とまっすぐに向き合うクライアント1社1社に、伴走する

―クライアントからの評価について教えてください。 『ourly』のクライアントの傾向は、大きく2種類に分けられます。 まず1つ目は、数百名~数千名規模の従業員を抱える大企業。人数の多さはもちろん、部署や拠点、役職も細分化された組織が一体となって動いていくのは簡単なことではありません。 2つ目は、急速に規模を拡大させているスタートアップや中小企業。小規模で立ち上げたチームが100名、200名と増えていけば、創業時のミッションの浸透も難しくなります。 こうした企業は“チームワークの希薄化”を懸念します。しかし裏を返せば、“組織を改善したい”とまっすぐに向き合っているということ。その思いを応援するのが私たちourlyです。 ourlyがクライアントから最も評価されているのは、“人”です。 もちろん今後も『ourly』の機能をブラッシュアップしていきますが、このプラットフォームをどう生かし、どうチーム力を育てるかが重要。 だからこそセールスや組織開発(カスタマーサクセス)のメンバーは、1社1社の課題に向き合って丁寧にコンサルティングしています。

喜びはみんなで祝福。まさに仲間の喜びを自分事化。

―社内の価値観、コミュニケーションについて教えてください。 組織の成長に伴走する私たちは、やはり自身の組織作りにも妥協はしません。 以下のバリューに共感したメンバーが、次々とジョインしています。 1.殻を破り突き進め(No Fear) 2.すべてに誠実に(Face to Faith) 3.“はたらく”にこだわろう(Why in ourly?) 例えば、とある新卒入社のメンバーは、わずか2年目でマネージャーに就任しました。新卒なのでもちろん業界経験はありませんが、大学時代に舞台演出やサウナスペースの立ち上げ、世界旅行など様々なことにチャレンジしています。経験というより、こうした行動力が当社での仕事に生きています。 こうメンバーは行動力にとどまらず、目標を達成するためにどうすればよいかという思考力も高いです。 こうした姿勢を貫けば、得られる喜びは大きいです。ourlyでは、新たな契約やクライアントからの嬉しい声は、社内チャットで共有し、周囲のメンバーも心から喜び、コメントやスタンプで祝福。まさに仲間の喜びを自分事化しています。 しかし、共有されるのは成功だけではありません。うまくいかなかった事例や仕事のミスなども周知するようにしています。 「“次から気をつけます”という表明だけでは、ミスは防止できません。どうしてうまくいかなかったのかをきちんと分析した上で、未来のメンバーの参考になるようナレッジとして残していくのです。また共有することで、過去に似たことで悩んだ仲間からのアドバイスもあるかもしれません。」(COO髙橋) 失敗さえ材料にして、ourlyというチームは一致団結しています。 組織の成長というテーマを、まず自分たちが体現していきたいのです。

ourlyは第二次成長期の真っただ中。簡単じゃない、だから面白い。

―今後の事業方針を教えてください。 もちろんこうした自社の組織改善は、新サービスのヒントにも。 日の目を見ているサービスは、まだまだほんの一部で、 社内でのトライ&エラーを繰り返して、クライアントの力になれるようなサービスをどんどん作っていきます。 「現在の私たちは0→1フェーズではありません。すでに生まれたサービスを育てていく1→10のフェーズです。正直なところ、この段階は難易度が高い。プラスアルファの提案で価値を提供し、信頼やシェアを広げていくことが必要です。その中で、自分の手で組織を大きくさせる介在価値は感じてもらえるでしょう。」(CEO坂本) 「簡単じゃないことに取り組むって、本当に面白いんですよ。この楽しさは、歴史ある企業や大手企業ではなかなか感じれないものではないでしょうか。全力で考え、全力で行動し、生まれたばかりのフィールドを仲間と育て上げていく。こうした“ビジネス戦闘力”を持った方をお待ちしています!」(COO髙橋) ourlyは第二次成長期の真っただ中。 日本中の組織を、そして“私たち”のチームを、大きく成長させるのは“私たち”です。

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