23歳で同社を設立した下野さん。ビジネスへ関心を持ったきっかけは何でしょうか
とある学生ベンチャーでの経験がターニングポイントでしたね。 高校まではずっと野球少年で、目指すのは甲子園だけ。将来を考える余裕なんてありませんでした。大学に入っても将来の夢は全くできなくて。アルバイトをしても、“働く”ということにはピンと来なくて。 ある時、友人に誘われて、学生ベンチャーで営業を始めたんです。初めはほんの軽い気持ちで加入しました。ですが挑戦していくうちに、「どうやって顧客にモノを売るのか」「どうすれば組織が成長するのか」を考えるようになりました。そしてそれが成功すれば、自分の功績にも収入にもなります。“働いてお金を稼ぐ”ってこういうことなのか。仕事って面白いな……と思ったんですよね。この頃から、将来は自分で会社を持ちたいと考えるようになりました。
そんな下野さんが持っている仕事観を教えてください
一緒に頑張る仲間はもちろん、自分の感性を強く信じています。これまでの人生で様々な分岐点がありましたが、その時々で選んだ道を振り返っても、後悔は何一つありません。私個人の人生をプラスにできたことはもちろん、ライオットという組織の成功にも繋がっています。 設立1年後に訪れたコロナ禍ではリモートワークが広がり、仲間に気軽に相談できなくなってつらかったですね。ですが今思うと、自分や当社と向き合う良い時間になりました。まだまだ未熟だった技術を磨くのはもちろんですが、経営や組織の未来についてじっくり考えることができました。 そのような選択と努力を積み重ねた結果、毎年右肩上がりで売上が伸びています。私や仲間のモチベーションにもなっていますね。
共に夢を追いかけるメンバーには、どんな思いをお持ちですか
当社は、「クライアントや仕事と誠心誠意向き合うこと」を大切にしています。これは私一人ではなく、今のメンバー全員が成し遂げられている姿勢ではないでしょうか。クライアントのニーズに真摯に向き合うのはもちろん、「より良いサービスを作るにはどうすればいいか」を、一人ひとりがきちんと考えて行動しています。だからこそクライアントから信頼され、大手企業とも長く取引を続けてこられたのだと思います。 そうした素晴らしい姿勢を社内でも生かして、当社の成長を加速させていくのが次のステップです。代表の役割は、真っ白なキャンバスにビジネスモデルという絵の輪郭を描くことで、それに色を付けて形に起こすのがメンバーかもしれません。けれど当社では、メンバーみんなで輪郭を描くことができると考えています。これからジョインされる方にも、ぜひ期待したいですね。
当社に興味を持った方へ、改めてメッセージをお願いします
先ほどお話しした通り、メンバーみんなでライオットという組織を成長させたいと考えています。それには一人ひとりの主体性が絶対に必要ですが、もちろんミッションを任せきりにはしません。一人が壁にぶつかったらフォローしますし、それが誰も乗り越えたことのない壁なら、みんなで考えて立ち向かいます。時に支え合いながら、時に切磋琢磨しながら、一緒に成長できるのではないでしょうか。 事業としても、まだまだ進化を続けていきます。最近は受託開発だけでなく、自社サービスにも力を入れ始めました。また今後は、AIやNFTといったモダンな技術も惜しみなく取り入れていきたいと考えています。私達の可能性を信じて身を委ねてくれる、かつ、私達の可能性をさらに広げてくれる……そんな方をお待ちしています。
最後に。仕事でお忙しそうな下野さんですが、リフレッシュはされていますか
はい。土日は家族と過ごすことが多いですね。現在娘と息子が一人ずついるのですが、一緒にゆっくりご飯を食べたり、家で遊んだり、外へ出かけたり。そういった時間が幸せですね。 仕事で慌ただしい毎日を送っていても、こうした家族との時間は大切です。だから仕事とのメリハリは付けるようにしています。運動会だって気兼ねなく行って、子供の晴れ姿を見たいじゃないですか!その考え方は会社としても同じです。だから、ライフステージの変化があった時も安心してほしいですね。